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猫のフローリング対策とは?キズや臭いを防ぐおすすめアイテム9選

目次

    現代の住宅の床材ではフローリングが主流であり、猫を飼っている住宅でも掃除がしやすい、ダニが発生しにくいなどのメリットがあることからよく利用されます。

    ただ、猫の爪による線キズや、猫砂の飛び散りなどは悩ましい問題かもしれません。

    この記事では、フローリングが猫の暮らしに及ぼす影響を解説するとともに、フローリングをキズや臭いから守る商品を紹介します。愛猫と快適に過ごせる家づくりの参考にしてみてください。

    猫を飼うときのフローリングの問題点

    フローリングはツヤがあり美観に優れ、水や汚れを弾くので衛生的な環境も維持できる床材です。しかし、猫と一緒に暮らすとなると、いくつかの問題が生じます。ここではまず、フローリングの問題点を紹介します。

    着地時の衝撃が大きくなる

    猫は高いところから飛び降りたり、駆けまわったりするため、床が固いと足腰に負担がかかってしまいます。

    体重が5kg以上になる大型の猫種や、生まれつき股関節に問題のある猫種もいます。体への負担を軽減するなら、衝撃吸収性に優れた床材を使用した方が良いでしょう。

    猫の爪で床材にキズがつく

    猫の爪が伸びすぎていると、フローリングにキズがつくことがあります。

    猫にとって、フローリングを歩くのは難しいことではありません。足裏に滑り止めとクッションの役割を持つ肉球を持っているため、どこでも通り道にできるのです。

    ただ、疾走やジャンプなど、急激な運動の際には一時的に爪が出ることがあります。また、爪とぎの回数が減る老猫や、筋肉が未発達の子猫は爪が出しっぱなしになっていることもあり、床にキズがついてしまうことがあります。

    キズに強い床材や、簡単に取り換えられる床材を選ぶことで、猫も人も快適に過ごすことができます。

    猫砂が散らばりやすい

    フローリングがツルツルだと、猫砂が散らばりやすいです。砂が広い範囲に飛ぶので、トイレ後の掃除が大変になってしまいます。

    オープンタイプのトイレだと、四方八方に猫砂が散らばり、驚くような場所で猫砂が見つかることがあります。床材が滑りにくければ、猫砂が散らばらないので掃除も簡単です。

    嘔吐や粗相の掃除でワックスが剥がれる

    猫は病気でなくとも嘔吐しがちです。水気を含んだ吐瀉物を掃除するため、消毒や除菌効果のある薬剤を使用する飼い主さんも多いでしょう。

    毎回同じ場所とは限りませんが、水分や胃酸によってフローリング表面のワックスが徐々に剥がれることがあります。

    猫のフローリング対策&おすすめアイテム9選

    このように、猫を飼っていると問題を起こりがちなフローリングですが、ここでは猫と飼い主さんがフローリングで快適に過ごすための解決策とおすすめのアイテムを紹介します。

    猫用コーティング剤を使う

    フローリングのワックスやコーティング剤を使うことで、フローリングに機能を追加できます。滑りにくくしたり、水分が入り込むのを防げたりするのです。

    水性か油性かのワックスの成分や被膜の厚みや硬さによって、機能性や耐久性に差が出ます。

    1.床コーティング剤「AJパーフェクトコートセット」

    AJパーフェクトコートセットは、ナノコンポジット技術によるガラスの塗膜でフローリングを守るペット用コーティング剤です。

    フローリングに塗布すると、目には見えない凹凸により床が滑りにくくなります。目地の隙間に入り込む尿や汚れを弾くため、いつも清潔です。高い耐水性&耐久性によりメンテナンス不要で、効果は半永久的に持続します。

    施工は、付属のマイクロファイバーモップを使って薄く塗って伸ばすだけです。フローリングだけでなく、住宅の壁や家具にも使用できます。食品衛生法、食品添加などの基準に適合しているため、猫に害はありません。

    ▶「AJパーフェクトコートセット」はこちら

    フローリングを猫に適した床材に変える

    フローリングを猫向けに開発された製品に変更することで、耐久性や安全性、メンテナンス性に優れた床材にできます。

    主な施工方法は以下の4つで、下地や段差の点検をしてから床材を決めると失敗がありません。

    捨て貼り工法 戸建住宅の床組(床の下に渡す横木)にコンパネ(板を貼り合わせたもの)などを下貼りして、その上に仕上げ材(フローリングなど)を施工する方法。
    根太工法 戸建住宅の床組に接着剤と釘を使って仕上げ材を施工する方法。
    直貼り工法 マンションなどコンクリートの下地に接着剤などで直接仕上げ材を施工する方法。
    二重床工法 マンションなどコンクリートの下地の上に防振ゴムでできた支柱を立てて、下地から離して仕上げ材を施工する方法。

    2.滑りにくいフローリングでペットも安心「ラシッサS」

    画像引用:https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/lasissa/variation/lasissa_s.htm

    ラシッサSは、耐水性、抗菌性(SIAA登録済)に優れたペット用の床材です。滑りに考慮した表面仕上げで愛猫の足腰を守り、優れた耐アンモニア性があるためトイレの臭いを防ぐことができます。

    無垢材が持つ質感を表現しており、カラーバリエーションも豊富。リビングだけではなくキッチンや洗面など水回りにも使えるため、猫が歩く広いエリアに利用できますし、住空間のデザインを統一できます。

    ▶「ラシッサS」はこちら

    3.汚れに強いペット用床材「ワンラブフロアⅣ」

    画像引用:https://www.daiken.jp/flooring/lineup/10100021.html

    ワンラブフロアⅣは、材質にUV抗菌と耐摩耗加工が施されており、猫の吐き戻しや歩きやすさに配慮した床材です。

    表面は特殊オレフィンシートで滑りにくくなっており、猫が走り回ったり、ジャンプしたりするときの衝撃を緩和します。

    ▶「ワンラブフロアⅣ」はこちら

    4.抗ウイルス、対汚染性能、空気環境性能まで備えた床板「Live Natural for Dog」

    画像引用:https://www.woodtec.co.jp/fordog/

    「Live Natural for Dog」は、ペットのために開発された床板です。

    自然木本来の表情を活かす「木味活性化処理」により、美しい木目や質感を浮かび上がらせながらも、ペットの衛生面でも優れています。

    抗ウイルス性能・抗菌性能・耐薬品性能・耐汚染性能・室内空気環境性能を兼ね備えており、愛猫にも安心です。凹み傷にも対応しており、傷がつきにくいというメリットもあります。

    タイプ 戸建住宅・マンション二重床用フローリング
    カラー展開 全4パターン

    ▶「Live Natural for Dog」はこちら

    5.トイレの汚れやひっかき傷に強い「プリオス介護とペット」

    画像引用:https://ikuta.co.jp/products/standard/prioscare/

    「プリオス介護とペット」は、フローリング専門メーカーであるイクタが開発した床材です。

    独自の特殊コーティングで、滑りにくさと汚れにくさ、傷のつきにくさを実現しています。愛猫の粗相による汚れ、爪による傷などを防ぐことができます。

    変色しにくい仕様でもあるので、美しい状態を長く保つことができるのも魅力です。

    仕様 2分ツヤ
    カラー展開 全7パターン

    ▶「プリオス介護とペット」はこちら

    6.汚れに強くメンテナンスも楽々な床材「スキスムSパートナーワン」

    画像引用:https://www.eidai.com/product/flooring/skism_s/

    「スキスムSパートナーワン」は、表情豊かな天然木の味わいを楽しめる床材でありながら、ペットにも最適な性能を備えています。

    アンモニアや汚れ、すり傷に強い仕様になっています。食べ物の食べこぼしのお掃除も楽々です。ワックスがけも必要なく、メンテナンスが楽なのもメリットです。

    サイズ(厚み×幅×長さ) 12×303×1818mm
    表面仕上げ 抗菌加工/Nグリップフィルム
    基材
    カラー展開 全6パターン

    ▶「スキスムSパートナーワン」はこちら

    マットやタイルなどシート素材の床材を敷く

    フローリングの上に猫に適したマットやタイルを敷くことで、キズや汚れを防ぐことができます。

    パーツを簡単に交換できるものを選べば、いつでも汚れや臭いを取り換えることができ便利です。

    7.猫の足腰にも安心「LOBOFLOR ナチュラルズ」

    画像引用:https://www.aswan.co.jp/productinformation/seriesintroduction/carpetseries/loboflor.html

    LOBOFLOR ナチュラルズは、フローリングに貼るだけで滑り止め対策ができるフローリングシートです。木目デザインのフローリングと見間違えるほどリアルで、ほどよいクッション性とグリップ性があり猫の足腰を守ります。

    既存の床材に重ねて両面テープで固定するため、賃貸の原状回復にも対応できます。耐久性抜群でゴシゴシ洗ってもヘタりません。

    ▶「LOBOFLOR ナチュラルズ」はこちら

    8.猫に優しい床材「ReFace Tile(リフェイスタイル)MTシートタイプ」

    画像引用:https://www.koyoweb.com/products/build-tatami/pd_build-tatami/reface-tile/

    リフェイスタイルは、丈夫なPVC繊維(合成繊維)を編み込んだ床タイルシートです。毛が絡まりにくく耐水性に優れているため、水を弾きますしちょっとした汚れは拭き取るだけできれいになります。

    クッション性のある軽量の芯材を使用しており、ジャンプによる衝撃も緩和できます。裏面の自己密着MTシートにより、接着剤を使わずフローリングの上に置くだけで設置完了です。部屋の大きさに合わせてカッターでカットできます。

    ▶「ReFace Tile」はこちら

    9.遮音性・衝撃緩和に優れた「STYLE KIT(スタイルキットカット)」

    引用:https://www.sangetsu.co.jp/pickup/stylekit/line_up.html

    STYLE KITは遮音性と衝撃緩和に加え、消臭機能もあるカーペットタイルです。

    裏面の吸着加工により、工具を使わずフローリングに置くだけでしっかり密着します。猫が爪ではがす行為の起因となる端部の反りもないので、猫が床材を噛む心配もありません。

    繊維特有のダストポケット効果で、猫の抜け毛やハウスダストの舞い上がりを抑えます。部分的に剥がして水洗いもでき、繰り返し使用できます。カラーの組合せで幅広いコーディネートができるのも魅力です。

    サイズ 400×400mm
    カラー展開 全10パターン(無地)

    ▶「STYLE KIT」はこちら

    まとめ:フローリング対策で猫と快適な生活を

    猫と長い時間を過ごすリビングでは、フローリングを改善するだけで猫も飼い主も一気に快適な時間を過ごせるようになります。

    滑り止めなどの安全性はもちろん、日々のお手入れや掃除のしやすさも重要なポイントです。住まいのタイプに合わせて、最適な方法を選択してみてはいかがでしょうか。

    リビングはコーティング剤を塗布し、コーナー部分はフロアマットを配置するなど、場所によって併用する方法もおすすめです。ぜひフローリング対策をしっかりして、猫にも飼い主にもよい環境を作りましょう。

    ほかにも、『犬用のフローリング6選!【犬に優しい床を利用しよう】』でも、傷に強く滑りにくいフローリング材を紹介しているので参考にしてください。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

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