目次
犬にとって思い切り走り回り、さまざまなことから刺激を受ける時間はかけがえのないもの。今回は、家族との遊びをより快適にするための「遊び場の作り方」に注目。
秘訣② トンネルを設けた愛犬用の遊び場
秘訣③ 室内に設けた回遊スペース
芝生を全力で駆け回る、愛犬リュウ君
階段から、自分専用の室内スペースに戻ることができる。
木製のフェンスで囲みタイル張りにした愛犬スペース。
広い庭を見渡せる開放的なリビング。床は無垢材を使用。
駆け上り、走り回る、豊かな遊びが叶う遊具。
駐車場スペースの奥に広がる、広いドッグラン。
室内の床にコーティングを施し、愛犬の滑り対策も万全。
愛犬がいつでも自由に外を眺められるように、犬の高さに合わせた低い位置に小窓を設置。
吹き抜けから1階リビングを見渡せる、犬用ドッグラン。ぐるっと一周走り回れるようになっており、外に出られない日があっても、愛犬がこのスペースを利用して体を動かすことができる。ゴールデンレトリーバーを3頭飼育する飼い主からの、愛犬たちへの愛情を感じる設計。
愛犬用スペースに設置した窓。季節を感じ、行き交う人を見られることは、大きな刺激に。
A.ストレス解消や、飼い主とのコミュニケーション
お散歩は「歩く」「散策」という本能的欲求を満たすもの。他には「探す」「獲物を追いかける」「食い付いて引っ張る」などが挙げられます。散歩で満たせない欲求を、遊びで満たすことは〈ストレスの解消〉に。また飼い主さんとの遊びは、絆が深まる大切な時間となります。
Q.遊びの中で教えたい・身につけてほしいことは?
A.遊びを通じて、“加減”や、“社会性”を学ぶ
“加減”
子犬は遊びの中で力加減を覚えます。噛まれて痛かったり、相手が大きな声で鳴いて痛みを訴えたりすることで「本気で噛んではいけない」ことを学習します。子犬の頃に多くみられる甘噛みも、飼い主との遊びの中で、コントロールすることが必要です。
“社会性”
遊びに誘ったり、相手が「遊びたくない」と意志表示するなどのコミュニケーションから、犬は自分以外の相手との社会性を学習します。飼い主との遊びは「放せ」でおもちゃを手放す、興奮しすぎたら落ち着きを取り戻すなど、ルールを学ぶ良い機会となります。
Q.老犬におすすめの遊びはある?
A.嗅覚を使った遊び「ノーズワーク」※たくさんの運動量は必要としない犬種にもおすすめ
紙コップやタオルの下に隠したおやつを探し当てるという遊びです。犬の「匂いを嗅ぐ」という欲求をくすぐることができ、脳トレにもなります。視力や聴覚が衰えても、楽しく遊びやすいはず。嗅覚衰えがある子には、香りの強いフードやおやつを用いるとよいでしょう。ノーズワーク用の知育玩具を用意するのもおすすめです。
ドッグスポーツへの挑戦もおすすめの、学習能力の高い犬種。遊びの中で「指示を聞く楽しみ」を伝えてみるとよいでしょう。
元狩猟犬の穴掘り欲求を満たすべく、掘ってもよい場所も作ったり、「引っ張りっこ」の遊びも◎。胴長のためジャンプはNG。
たくさんの運動は必要とせず暑さも苦手。比較的骨が弱いので滑りや飛び降りに注意し、室内遊びで無駄吠えをトレーニング。
必要運動量は低い反面、活発。室内遊びで「引っ張りっこ」「取ってこい」遊びが◎。骨折に要注意の犬種のため、滑りと段差に注意。
実は長時間の運動は不要。血統的に太りやすいので、散歩や遊びをうまく取り入れ、犬種特有の興奮しやすい性格は遊びでトレーニング。
ネズミを退治していたルーツのため、ボール遊びがおすすめ。知らない相手に警戒吠えしやすい傾向は、時間をかけた躾で穏やかに。
スタミナのある柴犬には、思いっきり遊べるドッグスポーツがおすすめ。ボールやフリスビーを追いかけ、走り回れるお庭があると◎。
小柄でも必要な運動量が多く、興奮しやすい傾向。興奮を抑えるトレーニングと同時に、自宅には思い切り遊べる空間確保が必要。
牧畜犬をルーツとした犬種。十分な運動量が必要ですが、腰に負担のないように、フリスビーよりボールを追いかける遊びがおすすめ。
鳥猟犬をルーツに持つため、多くの運動が必要。ボールやフリスビー遊び、泳ぎが得意な子には水遊びスペースを作ってあげるのも◎。
「愛犬家住宅」を叶える
秘訣① プライベートなドッグラン秘訣② トンネルを設けた愛犬用の遊び場
秘訣③ 室内に設けた回遊スペース
秘訣① 愛犬専用のドッグランスペース
愛犬のための広いドッグランスペースのある、平屋の家。室内には、愛犬用のスペースを確保。リビングの外につながるウッドデッキとは別に、愛犬が室内に戻るための「扉」と「愛犬の居場所」を設けることで、愛犬だけでなく飼い主側の快適さが格段にUP。芝生を全力で駆け回る、愛犬リュウ君
階段から、自分専用の室内スペースに戻ることができる。
木製のフェンスで囲みタイル張りにした愛犬スペース。
広い庭を見渡せる開放的なリビング。床は無垢材を使用。
秘訣② トンネル付きの遊びスペース
敷地内のドッグランとして安心して愛犬を解放できる庭。ウッドデッキ横のスロープは愛犬の足腰にも優しい作り。庭で遊ぶ愛犬の視線からは、隣接する民家との視界を遮る囲いが設置され、無駄吠え対策にも◎。飼い主に見守られながら、愛犬は庭で思う存分外遊びを満喫。駆け上り、走り回る、豊かな遊びが叶う遊具。
駐車場スペースの奥に広がる、広いドッグラン。
室内の床にコーティングを施し、愛犬の滑り対策も万全。
+αの犬point
愛犬専用の小窓愛犬がいつでも自由に外を眺められるように、犬の高さに合わせた低い位置に小窓を設置。
秘訣③ 悪天候の時の味方 室内ドッグラン
吹き抜けから1階リビングを見渡せる、犬用ドッグラン。ぐるっと一周走り回れるようになっており、外に出られない日があっても、愛犬がこのスペースを利用して体を動かすことができる。ゴールデンレトリーバーを3頭飼育する飼い主からの、愛犬たちへの愛情を感じる設計。
+αの犬point
景色や人の姿を眺める、愛犬用窓愛犬用スペースに設置した窓。季節を感じ、行き交う人を見られることは、大きな刺激に。
Q&Aでわかる理想の「愛犬家住宅」
Q.犬にとって「遊び」はどんな役割?A.ストレス解消や、飼い主とのコミュニケーション
お散歩は「歩く」「散策」という本能的欲求を満たすもの。他には「探す」「獲物を追いかける」「食い付いて引っ張る」などが挙げられます。散歩で満たせない欲求を、遊びで満たすことは〈ストレスの解消〉に。また飼い主さんとの遊びは、絆が深まる大切な時間となります。
Q.遊びの中で教えたい・身につけてほしいことは?
A.遊びを通じて、“加減”や、“社会性”を学ぶ
“加減”
子犬は遊びの中で力加減を覚えます。噛まれて痛かったり、相手が大きな声で鳴いて痛みを訴えたりすることで「本気で噛んではいけない」ことを学習します。子犬の頃に多くみられる甘噛みも、飼い主との遊びの中で、コントロールすることが必要です。
“社会性”
遊びに誘ったり、相手が「遊びたくない」と意志表示するなどのコミュニケーションから、犬は自分以外の相手との社会性を学習します。飼い主との遊びは「放せ」でおもちゃを手放す、興奮しすぎたら落ち着きを取り戻すなど、ルールを学ぶ良い機会となります。
Q.老犬におすすめの遊びはある?
A.嗅覚を使った遊び「ノーズワーク」※たくさんの運動量は必要としない犬種にもおすすめ
紙コップやタオルの下に隠したおやつを探し当てるという遊びです。犬の「匂いを嗅ぐ」という欲求をくすぐることができ、脳トレにもなります。視力や聴覚が衰えても、楽しく遊びやすいはず。嗅覚衰えがある子には、香りの強いフードやおやつを用いるとよいでしょう。ノーズワーク用の知育玩具を用意するのもおすすめです。
我が子が求める遊びは何?犬種別にみる「本能×遊び」
愛犬のルーツや体の特徴から「おすすめの遊び方」、遊びを通して「身につけてほしいこと」をご紹介。トイプードル
ドッグスポーツへの挑戦もおすすめの、学習能力の高い犬種。遊びの中で「指示を聞く楽しみ」を伝えてみるとよいでしょう。
ダックスフンド
元狩猟犬の穴掘り欲求を満たすべく、掘ってもよい場所も作ったり、「引っ張りっこ」の遊びも◎。胴長のためジャンプはNG。
ポメラニアン
たくさんの運動は必要とせず暑さも苦手。比較的骨が弱いので滑りや飛び降りに注意し、室内遊びで無駄吠えをトレーニング。
チワワ
必要運動量は低い反面、活発。室内遊びで「引っ張りっこ」「取ってこい」遊びが◎。骨折に要注意の犬種のため、滑りと段差に注意。
フレンチブルドッグ
実は長時間の運動は不要。血統的に太りやすいので、散歩や遊びをうまく取り入れ、犬種特有の興奮しやすい性格は遊びでトレーニング。
ミニチュアシュナウザー
ネズミを退治していたルーツのため、ボール遊びがおすすめ。知らない相手に警戒吠えしやすい傾向は、時間をかけた躾で穏やかに。
柴犬
スタミナのある柴犬には、思いっきり遊べるドッグスポーツがおすすめ。ボールやフリスビーを追いかけ、走り回れるお庭があると◎。
ジャックラッセルテリア
小柄でも必要な運動量が多く、興奮しやすい傾向。興奮を抑えるトレーニングと同時に、自宅には思い切り遊べる空間確保が必要。
ウェルシュコーギーペンブローク
牧畜犬をルーツとした犬種。十分な運動量が必要ですが、腰に負担のないように、フリスビーよりボールを追いかける遊びがおすすめ。
ゴールデンレトリーバー
鳥猟犬をルーツに持つため、多くの運動が必要。ボールやフリスビー遊び、泳ぎが得意な子には水遊びスペースを作ってあげるのも◎。
この施工事例を担当した企業
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
AMILIE編集部
ペットは大切な家族の一員として、私たちと同じ住環境で暮らしています。ほんの少しペットの目線になることで人もわんちゃん・ねこちゃんも、ともに安心・安全・快適に暮らせる新しい住まいが見えてくるかもしれません。私たちの心をいつも豊かにしてくれるペットのためにも、家族みんなの笑顔があふれる住まいについて考えていくこと。それが、「愛犬家住宅・愛猫家住宅」。
愛犬・愛猫と幸せに暮らす住まい工夫事例をお届けします。
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