【特集】IoT・スマートホームがペットとの暮らしを変える

あらゆるモノがインターネットにつながるIoT・スマートホームには、私たちの暮らしを変える可能性があります。IoTを活用すると住宅やペットとの生活はどのように変わるのでしょうか？

IoTとは？
IoT(アイオーティー)とは、Internet of Things(モノのインターネット)の略称。パソコンやスマホだけでなく、家電や自動車をはじめ、あらゆるモノがインターネットとつながる技術を指します。

IoTの基本的な仕組みとスマートホーム

　IoTの対象となるモノには、センサーやカメラ、無線通信などが搭載され、モノの状態や動きを感知したり、データを取得します。こうして入手した情報をインターネットを介して人やモノに伝えます。総務省の「令和元年版情報通信白書」によると、2020年代には約450億台のIoT機器がインターネットに接続されると予測されています。

　こうしたIoT技術を住宅に応用したスマートホームも注目されています。遠隔から住まいの状態を確かめたり、ドアのロックやエアコンをコントロールしたりできます。特に室内でペットを飼っている人は、愛犬・愛猫の様子を外出時でも確認できるのでいざというときにも安心です。
 

たとえばIoT・スマートホームならこんな暮らしが可能に

では住まいにIoTを取り入れるとどんなことができるようになるのでしょうか。たくさんあるメリットのなかから、3つの例を紹介します。

外出先で、「そういえばカギをかけ忘れたかも」と思った時も

外出した後、カギをちゃんとかけたか不安になることってありますよね。でも、スマートフォンで自宅のカギが閉まっているか確認できます。万が一閉め忘れたとしても、簡単にロックできます。

子どもの帰宅を知らせてくれるから安心

共働きで外に出ている時に心配なのは、自宅の子どもの様子。スマートホームなら子どもの帰宅を通知してくれたり、スマートカメラなどで、室内にいる子どもの様子を確認することができます。

寒い日は早めにエアコンやお風呂をON！

冬の寒い日、自宅に帰る途中で自宅のエアコンをあらかじめつけておいたり、お風呂を沸かしておいたりすることも、スマホ1つで可能。暖かくて快適なおうちが待っています。

IoT・スマートホームで愛犬・愛猫との暮らしはどう変わるの？

IoT・スマートホームは私たち人間の暮らしを快適にするだけでなく、ペットとの暮らしも安心・安全で快適なものに変えてくれます。

ペットカメラで外にいても愛犬・愛猫の様子を確認

ペットカメラでいつでもおうちにいる愛犬・愛猫の様子を確認。いつもと変わった様子はないか、健康状態・安全状態などのチェックにも役立ちます。また、外に向かってほえているときは、外部カメラを連携することで確認も可能。万が一、不審者だったら通報する、電動シャッターを閉めるなどの防犯対策にもつながります。

外出中でも温度調節が可能　もしもの停電の不安も解消

急に天候が変わって暑くなったり寒くなったりしたときは、外から室内の温度を確認して、必要に応じてエアコンで温度調節できます。また、外出時に雷雨で一時的に停電になり、エアコンが切れたままになってしまうのは不安。そんなときでも、外出先からONに復旧できるので安心です。

朝の自然な目覚めもIoTで！愛犬とのお散歩がもっと楽しく！

毎日のお散歩のために、早朝から目覚まし時計に叩き起こされるのが愛犬家。でも、電動シャッターを自動設定にし、毎朝決まった時刻にシャッターが開くようにすれば、太陽光を浴びながら自然と気持ちのよい起床ができるように。朝のお散歩も楽しく、その日一日を快適に過ごせそうです。

イラスト/矢田ミカ

本記事はAMILIE MAGAZINE 3号で掲載されました。 詳しくは本誌でもご覧ください。
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