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「築30年の家を今のライフスタイルに!」人も愛犬もくらいやすい愛犬家リフォーム。
「家が欲しい」と思い立った時、最近では、新築住宅を建てる・買うというパターンだけではなく、「中古住宅を購入してリフォームする」という選択肢を選ぶ方が多くなってきました。
中古住宅を選ぶメリットとしては、「比較的便利な立地にある」、「新築住宅より低予算で家が手に入る」といったものが挙げられ、良い物件に出会うことができれば、相当お得にマイホームを取得することが可能になります。とはいっても、「家の中身がどうなっているかわからない」といったデメリットもあり、中古住宅購入を躊躇される方も少なくありません。
どちらを選ぶにしても、できることであれば、「いい家(建物や立地)をできるだけ安く手に入れたい」と誰もが思うことかもしれません。
愛犬家の方々が家づくりをされる際に、「詳しい人のアドバイスが必要か?」というアンケート結果で、68%の方々が必要だと回答しました。良い家を手に入れるためには、プロのアドバイスが必要なのと同様、良い愛犬家住宅を造るためには、犬に詳しいプロのアドバイスは必要です。今回ご紹介する事例も、愛犬家住宅のプロが手掛けた、「中古住宅リフォーム」ですので、参考にしていただければ幸いです。
愛犬と「一緒に過ごす」自由な空間を実現しました!
愛犬と室内で一緒に暮らす場合、「人と愛犬のエリアを分ける方法」と「空間を分けずにいつでも一緒に暮らす方法」に分けられますが、今回のリフォームでは、愛犬がいつでも自由に家の中を移動できる「一緒に過ごすライフスタイル」を実現しました。
和室(畳)は洋室にリフォームし、1階の床面は、通常のフローリングでは愛犬に負担がかかるため、快適に過ごせる「滑りにくいフローリング」に張り替えました。
また、要所では「キズのつきにくい床材」や「シミになり難い床材」など、お互いが快適に暮らすための素材選びをしました。
中古住宅は、細かい部分への心配りがポイント!
・Before
リフォーム前の間取りでは、愛犬が自由に活動できるスペースがほとんどありません。
こういった間取りで愛犬と室内で暮らす場合、リビングの一角にケージなどを用意するといった手法が主流で、愛犬にとってはリビングしか活動できるスペースがないため、ストレシが溜まりやすくなってしまいます。
・After
リフォーム後の間取りでは、まず、愛犬の活動できるスペースが格段に増えたことが大きな変化となっていて、自由に家の中を歩き回れるような工夫が施されています。
散歩から帰ってきた際には、玄関ポーチ横に設置した「立水栓」で泥を落とせるようにしたことや、立水栓溝を通り裏口に回ると、愛犬用の出入り口があり、濡れた体でもすぐに室内に入れるようなスペースを新設。
いつでも一緒に過ごせるように愛犬専用の洗面台も設置し、ニオイや汚れをしっかり落としてリビングに入れるようになっています。
リフォームポイント①
床の滑りや段差の解消‼︎
滑りやすい床は愛犬の足腰に負担を与えてしまいます。ひどいケースでは、腰痛や関節症を引き起こしてしまうこともあるため対策は重要です。
また、中古住宅では、小さな段差がたくさんあるため足を引っ掛けて怪我をすることもあります。
そこで、床の段差を解消し、床材には「ペット用の床材」を採用することで快適な暮らしを実現しました。
リフォームポイント②
犬犬用洗面化粧台で愛犬も清潔‼︎
愛犬と一緒に暮らす時になるものの一つに「ニオイ」があります。
そこで、愛犬専用の洗面台「Bonito」を設置し、ニオイ発生を軽減させる工夫を施しました。
マイクロバブルで毛穴の汚れまで落とせる機能や浴槽のように体全体がすっぽり入る仕様で快適に使用できます。
リフォームポイント③
壁や床材の汚れを素材で解消‼︎
愛犬がつけてしまった汚れは、意外としつこく頑固です。
またシミになってしまうことも多々あります。
そこで、壁紙には撥水機能がついた素材を使用し、おしっこなどで汚れてしまっても簡単に拭き取ることができ、床材にはシミのつきにくい素材を採用しました。
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
AMILIE編集部
ペットは大切な家族の一員として、私たちと同じ住環境で暮らしています。ほんの少しペットの目線になることで人もわんちゃん・ねこちゃんも、ともに安心・安全・快適に暮らせる新しい住まいが見えてくるかもしれません。私たちの心をいつも豊かにしてくれるペットのためにも、家族みんなの笑顔があふれる住まいについて考えていくこと。それが、「愛犬家住宅・愛猫家住宅」。
愛犬・愛猫と幸せに暮らす住まい工夫事例をお届けします。
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