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犬用カーペット6選!カーペットが必要な理由と選び方も

目次

    あなたは愛犬をフローリングで飼ってはいませんか?

    犬をフローリングで飼っていると、不都合がたくさんあります。床が滑りやすくなることによる愛犬の足腰への負担や階下への足音、フローリングに染みつく臭いなどです。こういった悩みを解消するには、カーペットを敷くことをおすすめします。

    ここでは犬を飼う場合の家でのカーペットの魅力を紹介するとともに、愛犬と暮らしやすい家を提案している愛犬家住宅だからこその視点で、カーペットの選び方やおすすめのカーペットを紹介します。カーペットを探している人はぜひ参考にしてくださいね!

    犬を飼っている家でカーペットがおすすめな理由

    足腰の負担への対策

    カーペットを敷かずに、滑りやすいフローリングや硬いタイルの上で愛犬を飼っていると、愛犬は足や腰を痛める可能性があります。

    基本的に犬は、地面に爪を食い込ませて走る生き物です。しかし、フローリングでは爪が入らないので、どうしても滑ってしまいます。また、台などの高いところから着地するときにも、クッション性がなくて腰などに負担がかかります。

    このように滑ることや着地のダメージによって、犬の足腰には大きな負担がかかってしまうのです。それによって、以下のような病気やケガを引き起こすことがあります。

    • 椎間板ヘルニア
    • 膝蓋骨脱臼
    • 捻挫
    • 骨折

    カーペットを敷くことで、こういったリスクを減らすことができます。

    音対策

    犬がフローリングを走ったり、ジャンプしたりすると、足音が階下に伝わることがあります。小型犬なら問題ないこともありますが、中型犬以上になるとけっこうな音になります。

    戸建てであれば問題ありませんが、マンションに住んでいるような場合は、足音対策をしておいたほうがいいでしょう。

    また、犬の鳴き声は周囲の住人に迷惑になることがあるので、防音対策をするのがよいでしょう。

    カーペットのなかには、衝撃を吸収したり、音を吸収したりするようなものがあります。こういったカーペットを利用することで、音を減少させることができます。

    臭い対策

    犬を飼っていると、どうしても粗相をしてしまうことがあります。

    フローリングの隙間のおしっこが拭き取れない場合や、フローリング自体に臭いが染み込んでしまう場合には、部屋全体に臭いが漂ってしまうのです。

    カーペットには洗えるタイプのものもあるので愛犬が粗相をしたとしても洗うことができ、臭いに悩むことがなくなります。カーペット自体に臭いを抑える効果があるものもあります。

    タイルカーペットであれば、傷んだり汚れた部分だけ張り替えたり、その部分だけ水洗いすることもできます。

    傷対策

    犬には爪があるので、フローリングが傷だらけになる可能性があります。

    ささくれなどは、ワンちゃんの足に刺さることがあります。また、爪でできた床のささくれなども噛んで剥がしてしまうので注意が必要。

    カーペットを敷けば、こういった犬によるフローリングの傷対策ができますよ。

    犬用のカーペットの選び方

    犬を飼っている家で通常のカーペットを使用すると、何かと不便があります。だからこそ、カーペットを選ぶときには、上で説明したような対策ができるカーペットを選ぶようにしましょう。

    犬用のカーペットの選び方としては、以下のポイントで選ぶのがおすすめです。

    撥水加工がされているか

    カーペットには、撥水加工がされているものがあります。樹脂によって加工をすることで、水や汚れをはじき、すぐにはしみ込まないようにできます。

    また、高密度で毛を植えているようなカーペットにも撥水効果があります。

    こういったカーペットを利用することで、愛犬が粗相をしたり、ご飯や水をこぼしたりしたとしても拭き取るだけで掃除ができます。汚れや臭いが染みつかないので安心ですね!

    防音性があるか

    カーペットのなかには、吸音性能や遮音性能を持ったものがあります。

    これは、通常のカーペットの裏に音を吸収する素材を貼り合わせたものや、毛が高密度で敷き詰められたようなものです。

    防音性能の実験がされているカーペットもあるので、カーペットを選ぶときには参考にするようにしましょう。

    カットパイルかどうか

    犬には爪があるので、カーペットのパイルがループパイルの場合には、爪が引っ掛かってしまう可能性があります。

    カーペットの表面にある毛足のことを「パイル」といいますが、このパイルがタオルの毛のようにループしたものがループパイルです。一方、毛先がカットされているものがカットパイルです。

    ループパイルはループをしているので、そこに犬の爪が引っ掛かってしまうことがあるのです。それによって、パイルがほつれて、傷みやすくなります。長く利用するとボロボロになるので、頻繁に買い替えが必要になります。ですので、できればカットパイルのカーペットがよいでしょう。

    ただし、ループパイルでも密度が高ければ、爪が引っ掛かることがありませんので問題ありません。

    滑らないか

    カーペットの表面が滑らないように作られているか、またカーペットの裏側に滑り止めがつけられているかもチェックしましょう。

    カーペットとはいっても、厚みがない場合や、裏面の素材がツルツルした素材だと滑りやすいので要注意。

    また、タイルカーペットの場合などは、フローリングの上でカーペットが滑ってしまうことがあります。そうなるとペットの足腰によくないですし、ずれたカーペットをいちいち整えるのも面倒です。

    床暖房対応か

    カーペットの中には、床暖房に対応していないものがあります。

    床暖房の家で床暖房に対応していないカーペットを敷いてしまうと、傷んだり、床暖房の効果が得られなくなってしまいます

    床暖房は、寒い時には犬を暖める優れた設備です。床暖房対応のカーペットを利用すれば、カーペットのメリットを得ながらも暖かい環境を作れます。

    インテリアに合うか

    見逃しがちなのですが、カーペットのデザインはしっかりと選びましょう。

    犬のための機能がついているからといって、お部屋に不似合いなデザインのカーペットを買ってしまうと大変。カーペットはお部屋の広い範囲を覆うので、一気にお部屋の印象がを台無しになってしまいます。

    カーペットを選ぶときには、お部屋のインテリアの合うデザイン、色味のものを選ぶようにしましょう。

    おすすめの犬用タイルカーペット

    タイル状のカーペットを組み合わせてお部屋の床に敷くのが、タイルカーペットです。

    自由に組み合わせることができるので、どんなレイアウトのお部屋でもカーペットを敷くことができます。また、汚れたらそのタイルだけを洗う、取り換えるということができます。

    防音カーペット ドレミ

    住宅用の内装建材分野でトップクラスのシェアがある大建工業は、タイル式の防音カーペット「ドレミ」を販売しています。

    床の衝撃音を低減できるだけでなく、吸音性能があるので愛犬の声を和らげることができます。犬による足音や鳴き声が気になる方におすすめの商品です。

    カラーは、「ミドルグレー」と「ソフトブラウン」があります。ただ、床暖房には使用できないので注意してください。

    製造元 大建工業株式会社
    表面素材 ポリプロピレン繊維、レベルループパイル
    裏面素材 ポリエステル不織布+塩ビ樹脂
    サイズ 500×500mm、厚さ:6.5mm

    ▶「防音カーペット ドレミ」はこちら

    東リファブリックフロア

    東リ株式会社は創業から百年以上の歴史があり、床材・カーペット・カーテン・壁装材と幅広い商品を提供しています。

    「東リファブリックフロア」は、汚れや滑り、臭いに強いタイルカーペットです。

    カーペット表面にはフッ素系樹脂による防汚加工が施されており、撥水・防汚機能があります。さらには、傷にも強くひっかき傷を防ぐのはもちろん、裏面には吸着加工が施されており、しっかりと床に固定で滑ることがありません。

    臭い成分を分解して消臭するエアファイン加工が施された商品もあり、ペットを飼っているとどうしても発生するニオイを抑えることができます。

    無地13色と、ストライプ3色という豊富なカラーバリエーションがあります。

    製造元 東リ株式会社
    パイル 原着ポリプロピレン100%
    バッキング ソフトバックQ(裏面吸着加工)
    サイズ 40㎝×40㎝、厚さ:10㎜ ※アタック350 リップルパレットの場合

    ▶「東リファブリックフロア」はこちら

    ホームタイル

    タイルカーペットで国内トップレベルのシェアを誇る、日本絨氈株式会社が提供するタイルカーペットが「ホームタイル」シリーズです。

    滑り止め加工には専門家がこだわり抜いており、フローリングに貼り付けないのに滑らないという機能があります。

    また、7層構造のしっかりとした厚みで滑ることを防ぐとともに、音や衝撃を吸収してくれます。愛犬の階下への足音も抑えてくれますよ。

    さらに、抜け毛もしっかりとキャッチして放さないので、毛が空中に漂うのを防いでくれます。全商品、自社工場による生産であり、国産の安心品質です。

    製造元 日本絨氈株式会社
    素材 ナイロン100%
    サイズ 50㎝×50㎝、パイル長(全厚):5.5mm(9.0mm)
    ※ホームタイル300の場合

    ▶「ホームタイル」はこちら

    STYLE KIT CUT

    壁装材、床材、ファブリックの販売を行っている会社であるサンゲツのタイルカーペットが「STYLE KIT CUT」です。

    豊富なカラーのタイルを組み合わせて置くことで、好きなデザインのカーペットを作ることができます。汚れたらそのタイルだけを水洗いできるので安心。

    裏面は吸着加工されているので、掃除機で吸ってもずれることはありません。愛犬の足音や声が響くのを抑える効果もあります。

    床暖房対応なので暖房の熱で裏面の吸着力が低下することもありませんし、段差が小さいので自動掃除機も利用できます。

    製造元 株式会社サンゲツ
    素材 BCFナイロン100%
    サイズ 40cm×40cm、パイル長(全厚):5mm(8.2 mm)

    ▶「STYLE KIT CUT」はこちら

    ペット用撥水タイルマット

    サンコー「おくだけ吸着®」「びっくりフレッシュ®」などの独自の素材を利用した、生活サポート用品を開発・製造・販売しています。

    「ペット用撥水タイルマット」はおくだけ吸着®」を利用したタイルマットであり、置くだけでしっかりと吸着するので、愛犬が走り回っても掃除機をかけてもずれません。

    簡単に外して水洗いが可能アンモニア消臭加工がされているので愛犬の粗相によるニオイにも対策ができます。

    製造元 株式会社サンコー
    表面素材 ポリエステル100%
    裏面素材 アクリル樹脂(カテキン入り)
    サイズ 30cm×30cm、厚さ:4mm

    ▶「ペット用撥水タイルマット」はこちら

    おすすめの犬用全面カーペット

    犬用のカーペットには、タイルカーペットだけでなく、フローリングの広い箇所に敷くことができるものがあります。ここでは、犬用の全面カーペットを紹介します。

    ロボフロアー ナチュラルズ

    ロボフロアー ナチュラルズ

    「ロボフロアー ナチュラルズ」は、主にカーテンやカーペットの製造販売を行うアスワン株式会社が開発した、画期的なカーペットです。

    ロボフロアーは、約7000万本/㎡の高密度植毛がされたカーペットであり、その密度によってさまざまな機能を持っています。

    高密度の毛によって滑りにくく、遮音・吸音性能に優れています。耐久性があるのでペットがどれだけ引っかいても安心ですし、水や温水を使ってクリーニングができるので、ペットの粗相をきれいにすることができます。

    独特の質感は安心感とともに高級感があり、お部屋をワンランク上にみせてくれます。

    製造元 アスワン株式会社
    素材 ナイロン100%
    裏材 PVC
    サイズ 185cm×185cm、パイル長(全厚):2mm(4.3mm)

    ▶「ロボフロアー ナチュラルズ」はこちら

    まとめ

    犬を室内で飼っているお家では、フローリングにカーペットを敷くとたくさんのメリットがあります。

    カーペットを選ぶときには、撥水加工・防音性・カットパイル・防滑性・床暖房対応・デザインの点でチェックするようにしましょう。

    また、タイルカーペットと全面カーペットでおすすめのカーペットを紹介しました。これらの商品は愛犬家住宅としてもおすすめするものですので、ぜひ参考にしてくださいね!

    ▶︎愛犬・愛猫、ペットのための住まいの建材設備・アイテムはこちらにまとめてご紹介しています

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    勝部 千尋

    「書く・聴く・伝える」
    執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営
    ライター/犬猫相談員

    経歴

    静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒

    大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター