猫が秋に甘えん坊になる理由と注意すべき甘え方について解説！

秋になると人肌恋しくなるのは、猫も同じようです。
暑い夏には近寄ってこなかった愛猫が、膝に乗ったり布団に入ってきたりするのは嬉しいものですね。

くっついて過ごすと、お互い温まることができます。しかし、忙しい時には構ってあげられないこともあるでしょう。

この記事では、秋になると猫が甘えん坊になる理由と注意が必要な甘え方について解説します。季節の変わり目の体調不良に気をつけながら、寒い冬に備えましょう。

猫が秋に甘えん坊になる理由とは

秋になると、猫は飼い主さんとの距離が近くなります。
座っていると膝に乗ってきたり、布団の中に入って添い寝をしたりします。

お風呂場にまでついて来る猫もいて、すっかり甘えん坊になったように感じるでしょう。
しかし、飼い主さんに甘えたい気持ちも確かにあるでしょうが、残念ながら「暖を取るため」というのが1番の理由だと言われています。

季節の変わり目には猫も人と同じように心身ともに不調になりやすく、不安を解消するために甘えん坊になることもあるので注意が必要です。
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猫が甘えている時のしぐさ

猫は去勢・不妊手術をすると、成猫になっても子猫のようにふるまうことがあります。
また、毎日のお世話を通して、飼い主さんを母猫の代わりとして慕うようになる猫も多いです。

猫の甘えている時のしぐさを理解して、いつまでも赤ちゃん気分が抜けない愛猫をかわいがってあげましょう。

高い声で鳴く

猫は怒っている時は「ウ～」っと低めの声を出しますが、甘える時には高い声で鳴きます。長めに「ニャ〜ン」と鳴いたり、短く「ニャッ」とかすれた声で鳴いたりもします。

大好きな飼い主さんや信頼している人に対して、子猫が母猫に甘える時のように「クルル」と鳴く猫もいます。
甘えた声を出す時は、ゴハンやナデナデを要求をしている可能性が高いです。

何をして欲しいのかを理解して応えてあげると、さらに関係性が深まるでしょう。

すり寄ってくる

猫は自分のニオイを相手につけることで、仲間意識や愛情を表します。
飼い主さんなどの甘えたい人や同居猫に対して体をすり寄せるのは、挨拶やマーキング（縄張りの主張）の意味があると考えられています。

猫同士の場合、スリスリする時間が長いほど、親密な関係なようです。
体を押しつけることで、自分のニオイをつけながら相手のニオイを確認しています。

飼い主さんにすり寄る時には、甘えたい気持ちの他に「おねだり」の意味がふくまれることもあります。

のどを鳴らす

猫と犬の甘え方には似ているものもありますが、猫だけがのどをゴロゴロと鳴らします。
同じネコ科でも、ライオンやトラはのどを鳴らせず、チーターとピューマは鳴らせるそうです。

基本的に、猫がゴロゴロとのどを鳴らす時はリラックスして機嫌が良く、飼い主さんに甘えたい気分になっています。
子猫と母猫のコミュニケーションと同じようなものです。

また、動物病院などでストレスを感じた時に、低く大きな音でゴロゴロとのどを鳴らすことがあります。

へそ天する

お腹を見せて、ゴロンと仰向けに寝そべることを「へそ天」と言います。
大事な急所を見せて無防備なポーズをとるというのは、信頼して甘えている証拠です。

ただし、お腹を触られるのが嫌な猫も多いので、へそ天しているからといって触って欲しい訳ではないことに注意しましょう。
お腹を触った瞬間、ガブっと噛みつかれることもあります。

また、へそ天には体温調節の目的もあり、秋よりも暑い季節の方がよく見られます。

甘噛みする

猫は親子や兄弟で遊ぶ時に甘噛みをするため、飼い主さんに甘えたい時にも甘噛みすることがあります。
子猫は力加減が下手なので、強く噛みつかれた時は「痛い！」と言い、その場を離れましょう。

猫同士で暮らしている場合には、噛みつきの手加減を母猫や兄弟猫が教えます。
しかし、飼い主さんしかいない場合は、甘噛みをやめさせるのに苦労することもあります。

甘噛みを放置すると、どんどん噛む力が強くなってケガをする恐れがあり危険です。
手をオモチャにしないようにしましょう。

フミフミする

甘えたい気分になると、前足で毛布や飼い主さんのお腹をフミフミする猫がいます。
フミフミは、子猫がお乳を飲む時に母猫のお腹をもむ行動のなごりと言われています。

眠たい時や甘えたい時にフミフミすることが多いですが、ストレスや不安を発散するために行っている場合は注意が必要です。
特にウールサッキングという布を食べる行為を伴う時は、原因を探り、しっかり対処してあげましょう。

忙しい時に猫が甘える場合の対処法

愛猫が甘えてくると嬉しいですが、仕事中や出かける直前などには構ってあげられないこともあるでしょう。
忙しい時には、愛猫にストレスや不安を与えない方法で対処しましょう。

時間に余裕のある時にゆっくり甘えさせると、親密な関係を築くことができます。

5分だけ遊ぶ

猫はあまり持久力が高くなく、5分程度オモチャで遊んであげれば、まあまあ満足するでしょう。忙しくても、5分だけなら遊んであげられるかもしれませんね。

遊びが不足すると、ストレスをためたり運動不足の原因になったりします。
1日のトータルで15〜30分くらい遊べば十分と言われていますので、何回かに分けて遊んであげましょう。

シニア猫になると活動量が低下しますが、動いている猫じゃらしを目で追うだけでも気分転換や刺激になります。

暖かい場所を用意する

愛猫が膝の上に乗ると、ついつい甘やかして長時間「座布団」と化してしまう飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
暖を取りたくて飼い主さんにくっついて離れない愛猫には、暖かい居場所を用意しましょう。

猫はフワフワの布を好むので、フリース生地や毛布などを敷くと喜びます。床に広げて敷くよりも、箱の中に敷いた方が落ち着いて眠れるようです。

夏場に涼しい場所に置いていた猫ちぐらなどの寝床は、日の当たる暖かい場所に移動すると快適に過ごせます。
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猫が秋に甘える時の注意点

秋になって愛猫が急に甘えん坊になった場合、少し注意が必要な時もあります。
愛猫が寒そうにしている時は、気温に合わせて暖かい場所を用意するのがおすすめです。

また、体調不良やストレスを感じている時にも甘えん坊になることがあるので、しっかりと観察しましょう。

寒さ対策をする

猫は基本的に寒がりですが、秋に甘えん坊になる猫は寒さに敏感なことが多いです。
飼い主さんにとっては快適な涼しさでも、愛猫は肌寒く感じているかもしれません。

エアコンやヒーターで部屋全体を温めるほどではない場合、柔らかい布を用意してあげるのがおすすめです。

また、猫は快適な場所を探すのが得意なので、ペットドアがあると自由に暖かい場所に移動できて便利です。
別室の大好きな飼い主さんを探して追いかける猫にとっても、ペットドアは重宝します。
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体調不良を疑う

猫も人と同じように体調が悪いと心細くなり、甘えることがあります。
食欲や排泄の様子を観察して、異常があれば動物病院を受診するようにしましょう。

季節の変わり目で気温が下がってくる時期には、胃腸の働きが悪くなることがあります。
下痢や食欲不振になっている場合は、部屋を少し暖かくしたり消化に良いフードを与えたりする工夫が必要です。

逆に、甘えん坊の猫が急に攻撃性が高くなったり隠れたりする時は、体調不良の可能性が高いです。

ストレスを解消する

環境の変化や留守番などによってストレスを感じると、甘えん坊になることがあります。
遊んだり撫でたりすると、気分が落ち着きやすいです。

不在時と在宅時の環境の差が激しいと、猫の性格によっては不安感が増して「分離不安症」になることがあります。
日頃から、在宅時に過剰に構いすぎないようにすることが大切です。

また、愛猫がひとりで過ごしている状態をほめてあげると、飼い主さんと離れてリラックスするのも良いことだと学習します。
心が安定することで、環境の変化にストレスを感じにくくなります。

加齢の影響を知る

年を重ねると、猫も人と同じように心身にさまざまな変化が起こります。
性格が変わって、急に甘えん坊になる猫もいるようです。
詳しい研究はまだ進んでいませんが、猫も認知症（認知機能不全）になることがわかっています。
15歳以上の猫で、夜鳴きがひどくなったり甘え方がしつこくなったりした場合は、脳に何らかの機能障害が生じている可能性があります。

日々の様子を観察し、シニア猫の特徴に合わせて生活することが大切です。

太らせすぎない

暑い夏には食欲が落ち気味ですが、涼しくなる秋の始めは落ちていた食欲が戻る時期です。

かわいい声で鳴いたりスリスリしたりしておねだりされると、ついオヤツやゴハンをあげたくなりますね。
しかし、太り過ぎは健康を害するので、ほどほどにしましょう。

猫には「食欲周期」があり、3〜4ヵ月ごとに食欲レベルが変化すると言われています。
秋は食欲が増しやすいので、飼い主さんがコントロールする必要があります。
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秋に甘える猫におすすめのアイテム

秋に愛猫が甘えん坊になるのは、飼い主さんの温もりを求めるためとも言えます。
べったり甘えてくるのは嬉しいですが、いつまでもくっついてばかりもいられないので、フワフワ暖かいアイテムを用意してあげましょう。

ドギーマンハヤシ ごしごしごろにゃんベッド

画像出典：あにまるキャンパスHP

この商品は、内側にザラザラの生地を使用しているベッドです。猫の舌のようなザラザラ感で、体をすりつけるとマッサージされているような感覚になります。

高さは約10センチで、内寸の直径は約30センチです。
底には滑り止めがついています。猫が中でゴロンゴロンと体を動かしてもひっくり返りにくいです。

ペティファーム ふわふわマカロンベッド

画像出典：あにまるキャンパスHP

この商品は、カバーを外して洗濯機で丸洗いすることができるフワフワのベッドです。
2ヵ所にチャックがついていて、中綿を全て取り出すことができます。

5つのカラーから選ぶことができ、SサイズとMサイズがあります。
Sサイズは直径50センチ、Mサイズは直径70センチです。

マルカン 抗菌セレブにゃんこ毛布

画像出典：あにまるキャンパスHP

この商品は、ムートン調のうっとりする肌触りの毛布です。
菌が繁殖しにくい抗菌綿を使用し、床からの冷気を遮断するアルミシートが入っています。

リバーシブルで使えるデザインになっており、防臭効果のある素材は手洗いすることができます。
サイズは、おおよそ縦54センチ・幅42センチ・厚さ1センチです。

【まとめ】秋に甘える猫には寒さ対策が必要！

暑い夏には飼い主さんから離れて涼を求めていた猫も、秋になると膝に乗ったり布団に入って一緒に寝たがったりするようになりますね。

甘える様子がかわいいと感じる反面、膝から降ろせないとか寝返りが打てないなど、不自由を感じて嬉しい悲鳴を上げる飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

秋が深まるにつれて、冷え込む日が増えていきます。
飼い主さんが忙しくても愛猫が寒い思いをしなくて済むように、暖かいアイテムを用意してあげましょう。