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猫のキッチン侵入防止対策15選!カウンター・シンク・コンロなど場所別にご紹介

目次
    キッチンは猫にとって、包丁・汚れた油・食べてはいけない物といった、危険がいっぱい。
    そんなキッチンで、愛猫が「シンクの中に入ろうとする」「収納を開けてしまう」「使った直後の熱いコンロの上を跨ごうとする」「油汚れがあるコンロ周りを舐めたがる」など、飼い主さんがハラハラしてしまうことや、トラブルは絶えないもの。

    猫も人間も快適に過ごせるよう、なるべく安全な方法で、台所に愛猫が侵入しないよう対策したいですよね。
    そこで、DIYグッズ活用やリフォームでできる、猫のシンク・コンロなどへの侵入防止対策方法をご紹介します。

    台所・キッチン自体への侵入防止対策が一番

    「シンクに入らないように」「コンロに上らないように」と、箇所ごとの対策も大切ではあります。
    ただし、できるなら「台所スペース自体に侵入させない」対策をすると、最も安心です。

    対策①可能であれば「クローズド型のキッチン」にする

    こちらは、(賃貸住宅ではなく)持ち家にお住まいの方向けの対策です。

    今お使いの台所が「オープンキッチン(リビングやダイニングとの間に、壁や間仕切りがないレイアウトの開放的なキッチン)」であれば、クローズド型の間取りに変更するのが理想的です。

    「クローズド型キッチン」とは、周囲を壁で囲み、ほかの部屋とは独立されたレイアウトのキッチンのことです。「独立型キッチン」とも呼ばれます。

    跳躍力に長け、高い場所を好むのが猫の特徴。出入り可能なスペースを、なるべく塞ぎましょう。

    「クローズドキッチンでは、閉塞感がありそう」「キッチンにいるときも愛猫の様子を見たい」という場合は、壁の一部に「窓」や「透明パネル」を設置するとよいでしょう。

    対策②「突っ張りタイプのフェンス」や「アコーディオンカーテン」などを設置

    「キッチンをリフォームするのは難しい」という場合は、仕切りを使って対応しましょう。

    「突っ張りタイプのフェンス」や「アコーディオンカーテン(パネルドア)」「パーテーション」の設置がおすすめです。

    さまざまなメーカーから、猫用の脱走防止柵やペットフェンスが販売されています。

    フェンスは、愛猫が飛び越えられる高さにならないよう注意!

    個体にもよりますが、猫のジャンプ力は「体高の約5倍」といわれ「高さ150cm以上」は飛び越えられると想定できます。

    ペットフェンス製品の中には、サイズ(高さ)が低い物もあるため、注意が必要です。

    キッチンの出入り口の幅と、天井の高さ、どちらにも適したサイズを選びましょう。

    対策③サイズオーダーできる『にゃんガード』の設置が人気!

    クローズド型キッチンでは、ドアの設置も最適です。

    一押しの商品が、猫専用脱走防止扉『にゃんがーど』
    床や壁を傷付けずに設置可能なので、賃貸住宅にもおすすめです。
    ヒバ・ヒノキなどの「無垢材」を使用しているため、猫が舐めてしまってもリスクがありません。

    特にオープンキッチンは、カウンターに上がらせない対策も大切

    ここでは「キッチンのカウンターに、猫を上らせない」ための方法を解説します。

    対策④カウンター侵入防止にも『にゃんガード』が最適

    繰り返しになってしまいますが、カウンター部分に侵入させない対策にも『にゃんがーど』の設置は適しています。

    『にゃんがーど』は、設けたい場所に合わせてサイズオーダー可能です。
    そのため、カウンター空間にピッタリと合う、小窓のような大きさに作れます。

    対策⑤「柵」や「室内窓」を造作する

    カウンターの部分のみに、ジャストフィットする「柵」や「室内窓」を造作するのも有効です。

    工務店やリフォーム会社によっては、オーダーメイドで施工してくれる場合があります。
    手先が器用な方であれば、DIYで製作することも可能です。

    対策⑥100均でも買える「ワイヤーネット」や「突っ張り棒」でDIY

    手頃なグッズで「カウンターの侵入防止柵」を作りたい方には、100円ショップでも購入できる「ワイヤーネット」と「突っ張り棒」を組み合わせるという方法もあります。

    ワイヤーネットとは、針金(ワイヤー)が格子状になった、パネル板のような製品のことです。

    カウンターの侵入口を塞げる大きさのワイヤーネットを立てかけ、さらにワイヤーネットが倒れないように突っ張り棒で固定します。

    以下からは「フェンスや柵の設置が難しい」という方や「コンロやシンクなどを、部分的に対策できればOK」というご家庭に向けた対策方法を解説していきます。

    コンロの安全対策は、リフォームやカバーの使用で解決

    対策⑦ガスコンロの場合は「IHクッキングヒーター」に変更が無難

    コンロがガスタイプの場合は、思い切って「IHクッキングヒーター」に変更してみてはいかがでしょうか。

    火を使わないため、ヒゲなどが燃えてしまう危険性がありません。

    また五徳があるガスコンロと違い、IHの表面は凹凸がなくフラットなため、手入れが楽です。
    気になる油汚れを掃除しやすいというメリットもあります。

    ただしガスでもIHであっても、使用中や使用直後については高温になる点については、ご注意ください。

    対策⑧「押さないタイプのスイッチ」「チャイルドロック付き」なら、より安心

    コンロのスイッチが「下に下げるタイプ」の場合は、うっかり愛猫が触れて点火してしまうことがありますよね。

    コンロの交換が可能であれば、点火スイッチは「ひねるタイプ」の物を採用するのもよいでしょう。
    最近は「チャイルドロック機能」付きの製品も選べるため、ロック付きのコンロにできると、より安心です。

    ガスの場合は、手間にはなってしまいますが、使用時以外は「ガスの元栓を閉める」ようにすると、さらに安全性が高まります。

    対策⑨「レンジ(コンロ)カバー」の活用が便利!

    「まだ高温のときに、愛猫がコンロの上を通ろうとする」のであれば、「レンジカバー」「コンロカバー」をかぶせましょう。
    ガス・IHともに有効なアイテムです。

    コンロを使わないときは作業台として使うことも可能です。
    「コンロの使用時に、レンジカバーを置く場所がない」という方は、折り畳んで収納できるタイプを選択しましょう。

    シンク(流し台)は市販品でカバーする

    愛猫がシンクに入るのを防ぎたい場合は、基本的に市販品で対策しやすいです。

    対策⑩折りたたみ式の「水切りラック」が大活躍

    食器洗いのときに便利な「折りたたみ式の水切りラック」が、実はシンクの侵入防止に効果的!
    シンク内の通気性を確保しやすい上、使わないときはクルクルと巻いてコンパクトに収納できるので、狭いキッチンでも取り入れやすいでしょう。

    お留守番中に「隙間に足を挟んでしまわないか心配」「めくってしまうかも……」と不安な場合は、まな板やフライパンなどを「重し」として乗せておきましょう。

    対策⑪「すのこ」を利用するのもOK

    折りたたみ式水切りラックと比べると置き場が必要になりますが、ホームセンターや100円ショップで入手できる「すのこ」を載せる技もあります。

    シンクの形や大きさによっては、ちょうどよいサイズの製品がすぐに見つかる場合も。
    すのこが大きすぎる場合は、のこぎりで使いやすい形にカットすればOKです。

    収納スペースも猫に触らせない工夫を

    「シンクやコンロの下の収納扉を開けてしまう」という危険を解消するためには、次のような対策を検討しましょう。

    対策⑫市販の「ドアストッパー・ロック」を活用

    乳幼児向けに販売されている「ドアストッパー」や「キャビネットロック」の取り付けは、とても簡単な安全対策です。
    100円均一などでも買えるため、今すぐに実行しやすいでしょう。

    対策⑬届かない位置に「壁掛け収納」や「吊り戸棚」を追加

    「ドアストッパーだけだと、自分で解除してしまうかも」と不安が残る場合は、愛猫が届かない高い位置に収納スペースを追加するのも得策でしょう。
    具体的には「壁掛けタイプの収納」や、天井部分への「吊り戸棚」の設置です。

    ただし中身が丸見えのオープンな収納だと、かえって愛猫がイタズラしたくなる可能性があります。
    扉付きの収納を増設するのが無難でしょう。

    生ゴミのニオイ対策をしやすい「ゴミ箱」を使う

    食べ物のニオイが原因で、猫がキッチンに来てしまうパターンが考えられます。
    キッチン内の「ゴミ箱」を工夫し、生ゴミのニオイ発生を防ぐことで、より効果が得られるかもしれません。

    対策⑭イタズラしにくいゴミ箱を採用

    ニオイが漏れないようにするためには、重量があり、しっかりとフタがしまる「ペダル式」のゴミ箱を置くのがおすすめです。
    あるいは「ロック付き」のゴミ箱を採用するのもよいでしょう。

    これらの商品を取り入れることで「愛猫がゴミ箱をひっくり返して、中身を散らかしてしまう」ようなトラブルも防止できます。

    対策⑮ゴミ箱を収納できるツールと併用も◎

    ゴミ箱を「収納スペースに隠す」という合わせ技で、さらにニオイ対策をしやすくなります。

    例えば「ゴミ箱収納付きの食器棚」や「ゴミ箱収納棚付きのキッチンカウンター」といった家具なら、導入しやすいでしょう。

    もしもキッチン自体をリフォームする予定があれば、シンク下の収納部分を大きな扉や引き出しタイプにし、ゴミ箱を隠せるようにするとよいですね。

    工夫次第で「愛猫にも安全なキッチン」作りを目指しましょう


    お住まいの環境・キッチンのレイアウトや、愛猫の性格・運動能力によって、ベストな安全対策はさまざまです。

    多少の手間はかかってしまいますが、人間も猫も安心して暮らせる住空間にしたいですよね。
    ぜひ、ご自宅に合った方法を組み合わせて、安全なキッチンスペースを実現してください。
     

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

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