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【理由別】マルチーズが吠えるときの対処法!吠える理由も解説

目次

    「マルチーズはよく吠える?」

    「マルチーズが吠えている理由は?」

    「吠えているのを辞めさせる方法は?」

     

    マルチーズを飼育している飼い主さんの中には、吠え声に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。マルチーズが吠えるのを辞めさせるには、吠えている理由を知ることが大切です。

     

    そこで今回は、

    • マルチーズが吠えている理由
    • マルチーズが吠えるときの対処法
    • 部屋の防音対策

    など、「マルチーズの吠え癖に悩んでいる飼い主さん」向けに解説します。

    マルチーズはよく吠える犬種?

    マルチーズは、紀元前より貴族の間でコンパニオンドッグとして可愛がられてきた歴史があります。甘えん坊で飼い主に従順な性格の犬が多いとされています。賢く落ち着きがあるため、興奮して吠えることはあまりありません。

     

    しかし、マルチーズには神経質な一面があり、知らない犬や人に警戒して吠えることがあります。自宅でインターホンの音に吠えたり、散歩中ほかの犬に吠えたりすることも少なくないでしょう。

     

    また、飼い主さんに甘えたいという気持ちが強い犬が多く、構って欲しくて「要求吠え」をしたり、留守番中に寂しくて吠えたりなど吠え癖がつく可能性があるので注意が必要です。

     

    マルチーズが吠える理由とは?

    犬は人間のように喋れない代わりに、吠えることで飼い主に意思を伝えようとします。そのため、犬が吠えているときには、必ず何かしらの理由があると考えてよいでしょう。


    マルチーズが吠えているときに考えられる理由は、以下のとおりです。

     
    • 警戒
    • 要求
    • ストレス
    • 興奮
    • 分離不安
    • 認知症
    • ほかの犬につられている
     

    マルチーズの場合、飼い主さんに「ご飯がほしい」「構ってほしい」などの要求を伝える要求吠えと、見知らぬ人や犬に対して吠える「警戒吠え」が多いです。

     

    また、運動不足や環境の変化などで大きなストレスがかかると、吠えることがあります。ストレスによる吠えには、ストレスの原因を取り除くことが大切です。

     

    さらに、複数の犬が一緒に暮らしている場合、ほかの犬が吠えたのにつられて吠える可能性があります。群れで暮らしてきた犬は、仲間と同じ行動をするという本能があります。そのため、一緒に暮らしている犬につられて吠えることは、犬の本能的な行動といえるでしょう。

     

    マルチーズが吠えるときの対処法

    マルチーズが吠えているときの対処法は、吠えている理由によって異なります。

     

    ここでは、吠えている原因別の対処法を紹介します。

     
    • 要求吠え
    • 警戒吠え
    • ストレスによる吠え
    • 分離不安症による吠え
    • 認知症による吠え
     

    それぞれの対処法について、詳しくみていきましょう。

     

    要求吠え

    要求吠えとは、犬が飼い主に「構ってほしい」「ご飯が欲しい」などの要求を伝えるときに吠えることをいいます。

    要求吠えをしている際には、吠えるからという理由で愛犬に構ったり、ご飯をあげたりするとますますひどくなるため注意が必要です。

     

    要求吠えをしている犬には、無視が一番効果的です。無視することで、愛犬に「吠えても要求は通らない」ということを教えます。無視してもしつこく吠えている場合には、別の部屋に移動して愛犬が落ち着くのを待ちましょう。

     

    愛犬が吠えるのをやめたら、よく褒めて要求に応じます。ただし、褒めている間にまた吠えだしたら、再び無視をして吠えなくなるのを待つことを繰り返します。

     

    また、「ご飯が欲しい」と要求している場合は、毎日のご飯の時間を固定しないことをおすすめします。飼い主の都合に合わせて、毎日バラバラの時間にご飯をあげると、要求吠えが少なくなるでしょう。

     

    要求吠えをやめさせるには、飼い主の根気が必要です。すぐに吠えなくなることはないので、時間をかけてトレーニングを行いましょう。

     

    警戒吠え

    聞きなれない音に警戒して吠えている場合、その音に慣らすトレーニングを行います。例えば、玄関のインターフォンの音が怖い犬には、インターフォンを一番小さい音量で鳴らして愛犬の様子をみます。犬が吠えなくなるまで繰り返し、吠えなかったタイミングでよくほめましょう。

     

    次に、音量を少し上げて同じ工程を繰り返します。最終的に通常の音量でも犬が吠えなくなるまで、音に慣らすトレーニングを行いましょう。

     

    また、知らない人を警戒する場合には、人と接する機会を多く作ることが大切です。知らない人におやつをあげてもらい、「知らない人でも警戒する必要がない」ということを教えます。

     

    ほかの犬を警戒して吠えているときには、無理に慣らす必要はありません。散歩中にほかの犬が歩いてくるのがみえたら、おやつをあげたり名前を呼んだりしながら愛犬の注意を飼い主に向けます。愛犬が飼い主に集中している間は、よくほめながらおやつをあげましょう。

     

    ほかの犬とすれ違うときに、飼い主が緊張してしまうと犬にも緊張が伝わり吠えてしまいます。飼い主は堂々とした態度を崩さないようにしましょう。

     

    ストレスによる吠え

    ストレスが原因で吠えているときには、愛犬との時間を増やす必要があります。毎日散歩をしている場合でも、犬によっては運動不足になり、ストレスがたまる可能性があります。散歩の回数を増やしたり、1回の散歩の時間を少し長くしたりなどの工夫をしましょう。

     

    また、飼い主に構ってもらえないことでストレスがたまっているケースも多くあります。散歩だけでなく、家で一緒に過ごす時間も意識して作るようにしましょう。

     

    愛犬のストレス発散には、飼い主との遊びを取り入れることをおすすめします。こちらの記事では、おすすめの室内・室外遊びを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

     

    【愛犬のストレス発散に】室内・室外でのおすすめの遊び方!

     

    分離不安症による吠え

    分離不安症とは、飼い主と離れることに不安や恐怖を感じ、平常心が保てなくなる病気です。吠え以外にも、以下のような症状があらわれます。

     
    • 粗相をする
    • 嘔吐・下痢
    • よだれが止まらなくなる
    • 暴れる
    • 自傷行為
     

    分離不安症で吠える場合は、犬ひとりで過ごす時間を少しずつ増やしていく必要があります。

     

    始めは短時間だけ飼い主がいない時間を作ります。このとき愛犬が鳴いているからと戻って声をかえてはいけません。根気よく取り組み、徐々に愛犬がひとりで過ごす時間を増やしていきましょう。

     

    また、飼い主が家を出る際や帰宅した際に、過剰に愛犬に声をかけないことが、分離不安症軽減につながります。外出するときには、愛犬がおやつやおもちゃに夢中になっている間に家を出ましょう。また、帰宅したときには愛犬の興奮が落ち着いてから静かに声をかけることが大切です。

     

    分離不安症によって嘔吐や下痢、自傷行為などがある場合は、獣医師や犬の訓練士に相談することをおすすめします。

     

    認知症による吠え

    高齢の犬が理由もなく吠え続けている場合には、認知症の可能性があります。人間と同様に、犬も高齢になると認知症になることがあります。

     

    ただし、高齢の犬が吠えているときには、認知症による吠えではなく体の痛みを訴えているケースもあります。触って痛がる所がないか、普段と変わった様子がないかなどを確認しましょう。

     

    認知症の場合、夜になると吠え出すケースが多くあります。昼間に散歩に行ったり庭に出たりして、昼夜逆転の生活にならないようにしましょう。昼間に活動していると、夜に吠える頻度が減り、飼い主の負担軽減にもつながります。

     

    マルチーズが吠えるときに役立つ防音対策

    ここからは、マルチーズが吠えるときの防音対策を3つ紹介します。

     
    • 防音カーテンを使用する
    • 防音効果が期待できる敷物を使用する
    • 防音効果の高い床材・壁・窓を使用する
     

    マルチーズの吠え声は甲高く、「近所迷惑になる」と不安に感じる方が多いでしょう。とくに賃貸の場合は犬の声が響きやすいため、近所トラブルにならないように防音対策が大切です。

     

    マルチーズの吠え声が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

     

    防音カーテンを使用する

    防音カーテンとは、室内の犬の吠え声や人の話し声などの騒音を外に漏らさないに特殊な加工が施されたカーテンです、防音カーテンは、カーテンレールに設置するだけなので、賃貸でも手軽に取り入れやすい防音対策です。

     

    音を遮断するための加工を施されたカーテンは、遮熱や遮光効果の高いものが多く、防音にプラスした効果を得られるというメリットがあります。

     

    防音カーテンを選ぶ際には、設置する窓よりできるだけ大きいカーテンを選ぶことをおすすめします。窓よりカーテンが大きいと、音が漏れやすいカーテンのすき間までカバーできるので、より防音効果を期待できるでしょう。

     

    防音効果が期待できる敷物を使用する

    床に防音効果のある敷物を敷くのも防音対策の1つです。敷物は吠え声だけでなく、犬が走ったり飛んだりするときの足音が響かないようにするのにも効果的です。

     

    敷物を選ぶ際には、掃除のしやすさも考えましょう。タイル状のカーペットであれば、汚れた部分だけ洗濯することができます。また、撥水加工が施された敷物は、拭き取るだけで掃除できるのでおすすめです。

     

    防音効果の高い床材・壁材・窓を使用する

    やや費用はかかりますが、防音効果の高い床材や壁材、窓にするのも防音対策になります。

    防音効果の高い床材・壁材・窓によっては、断熱効果やニオイ除去効果などの機能が充実したものも販売されています。防音効果だけでなく、さまざまな機能性も比較しながら選んでみてください。

     

    ここでは、防音効果が期待できる商品2つを紹介します。

     

    真空ガラス 「スペーシア」

    ガラスとガラスの間に真空層を持つ窓ガラスです。真空層によって室内外の騒音を抑える効果が期待できます。また、スペーシアは一枚ガラスの約4倍の断熱性を発揮するとされており、快適な室温を保つこともできます。現在使用しているサッシはそのまま使えるので、大掛かりな工事はできないという方にもおすすめです。

     

    住宅用塗料「ガイナ」

    主成分にセラミックを使用した住宅用塗料です。特殊中空セラミックビーズを多層化することで構成されており、犬の吠え声などの騒音はセラミックによって反射されます。また有機溶剤などの危険性の高い物質を使用していないため、人も犬も安全に使用できます。断熱・遮熱・消臭・空気質改善などの多くの効果が期待できる塗料です。

     

    こちらの記事では、防音対策の方法を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

     

    【防音対策】留守番中の犬が吠える!ご近所の苦情トラブルを防ぐためにできること

     

    マルチーズが吠えている理由を特定しましょう

    マルチーズは甘えん坊で慎重な性格の犬が多く、「要求吠え」や「警戒吠え」が多い犬種とされています。

     

    犬は人間の言葉が話せない代わりに、吠えて自分の意思を飼い主に伝えようとしています。犬が吠えることを辞めさせたいときには、犬が吠えている理由を知り、理由に合った対処方法を行うことが大切です。

     

    また、マルチーズの声は室内で響きやすく、ご近所トラブルにならないためにも室内の騒音対策はしっかりとする必要があります。

     

    こちらの記事では、吠え声だけでなく犬の足音に対しての対策も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

     

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    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

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