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子猫の留守番にはケージが必要?メリットや注意点を解説!

目次

    子猫は、自分で危険なものを判断することができません。好奇心旺盛なので、狭い隙間に入り込んだりコードを齧ったりしてしまいます。飼い主さんがいない時に部屋で自由にさせるのは、とても危険です。

     

    子猫は、離乳が完了すると少しずつ留守番ができるようになります。安全のため、生後7ヵ月まではケージに入れて留守番させましょう。

     

    この記事では、子猫をケージで留守番させるメリットや注意点を解説しています。安心して快適に過ごせるおすすめのケージも紹介します!

    子猫をケージで留守番させるメリット

    「子猫をケージに閉じ込めるのはかわいそう」と感じる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんね。しかし、飼い主さんの目が届かない場所で子猫を自由にさせるのは危険です。

     

    ケージで留守番をさせると、子猫の安全を守れるだけでなく飼い主さんの安心感にもつながります。日ごろから安心できる居場所としてケージを活用することで、ストレスなく留守番させることができます。

    安全に留守番できる

    子猫はとても好奇心旺盛で、走ったりジャンプしたりして活発に動き回ります。

    まだ自分で危険なものが判断できないため、部屋の中で自由にさせると、狭い場所に入り込んだり誤飲したりする事故が心配です。

     

    家の中には、猫にとって危険な場所や物がたくさんあります。

    リボンなどの紐状のものは誤飲しやすく、コードの噛みつきでは感電が心配です。観葉植物の中には、猫にとって毒性を持つものも多くみられます。

    ケージに入れて留守番をさせると、上記のような事故を防ぐことが可能です。

    粗相や爪とぎを防止できる

    子猫はすぐにトイレの場所を覚えます。しかし、留守番に慣れていないと、飼い主さんがいないことによる不安が原因で、トイレ以外の場所で排泄してしまう可能性があります。

     

    また、留守番中には、家具や壁での爪とぎも心配でしょう。ケージに入れて留守番させると、粗相や爪とぎによるソファやカーペットなどの傷つきや汚れを防ぐことができます。

    自分の居場所で安心できる

    自分の居場所としてケージを気に入っていれば、子猫は安心して留守番ができます。

    猫は縄張りを大切にする動物なので、普段使いすることでケージを縄張りと認定してもらえます。

    多頭飼いの場合には、ケージで隔離することによりケンカを防ぐことも可能です。

     

    子猫は生活範囲が狭いので、ケージに閉じ込めても長時間でなければ大きなストレスを感じることはありません。

    自分のニオイのついたお気に入りのハンモックや毛布があれば、お昼寝をして飼い主さんの帰りを待つことができます。

    子猫をケージで留守番させる時の注意点

    子猫をケージで留守番させると安全ですが、注意すべきポイントがいくつかあります。子猫は心身ともに発育途中なので、成猫よりもきめ細やかな配慮が必要です。

     

    ストレスを与えないためには、ケージを日ごろから使っておきましょう。

    また、留守番時間は徐々に延ばし、最低限必要なフード・水・トイレ・寝床を用意してから出かけてください。室温の管理も重要です。

    日ごろから使っておく

    猫は習慣を好むので、ケージは子猫を迎えてすぐに使い始めると慣れやすいです。

    わが家では、生後2ヵ月から夜間はケージ内で寝かせることで慣れさせました。ハンモックがお気に入りで、6歳を過ぎた今でも、夜になると勝手にケージに入って朝まで寝ています。

     

    ケージには、明るい雰囲気で子猫を入れましょう。

    イタズラをした時に叱りながら入れると、ケージに嫌な印象がついてしまいます。安心できる居場所としてケージを認識させることが大切です。

    留守番の時間を徐々に延ばす

    子猫は、生後2ヵ月頃から3時間程度の留守番が可能です。生後3〜4ヵ月になると、半日程度の留守番もできます。

    ケージは生後7ヵ月頃まで必要で、それ以降も嫌がらなければ成猫になっても使い続けて大丈夫です。

     

    子猫は、成猫よりも体調を崩しやすくストレスにも弱いので、体調が良い時だけ留守番をさせることが重要です。

    生後半年以降でも、初めての留守番で半日空けるのは避けましょう。少しずつ留守番の時間を延ばすと慣れやすいです。

    フード・水・トイレ・寝床を用意する

    子猫に留守番をさせる時には準備が必要です。食べなれたフード・新鮮な水・清潔なトイレ・使い慣れた寝床をケージの中に用意しましょう。

     

    キャットフードは、腐りにくいドライタイプを与えてください。季節に関わらず、水分が不足すると脱水症状になるので、新鮮な水を用意しましょう。

     

    また、猫はきれい好きなので、トイレをチェックして排泄物を取り除いてから出かけましょう。ハンモックなどのお気に入りの寝床があれば、安心して寝ることができます。

    室温管理をしっかりする

    季節に合わせて、室温を適切に管理することが重要です。猫が快適な室温は21〜28度くらいと言われています。春と秋の人が快適と感じる日には、特にエアコンで調節する必要はありません。

     

    夏と冬は、エアコンで室温を管理しましょう。

    特に夏は注意が必要です。温度設定は27度にして、エアコンをつけっぱなしで出かけてください。

    猫は日向ぼっこが大好きですが、ケージに直射日光が当たると暑すぎます。ケージは日陰に設置しましょう。

    半日以上は閉じ込めない

    猫は狭いところが好きですが、長時間の閉じ込めはストレスになります。子猫をケージで留守番させる場合は、半日程度を目安としましょう。

     

    生後半年を過ぎると1泊2日までの留守番が可能ですが、ケージに閉じ込めっぱなしにしない工夫が必要です。

    親戚や友人に頼んでお世話をしてもらったり、ペットシッターサービスを活用したりしましょう。少しの時間でもケージから出して遊んであげると、ストレスが発散できます。

    子猫の留守番におすすめのケージの選び方

    ケージは、ペットショップやホームセンターの店頭で、実物を見てから購入することができます。ネットショップなら写真・商品説明・口コミを参考にでき、重い商品を運ぶ手間がありません。

     

    猫は立体的な動きを好むので、2段以上のケージがおすすめです。

    扉はトイレの出し入れがしやすい大きさで、柵は子猫の頭が入らない幅の商品を選びましょう。キャスター付きだと、ケージの下の掃除がしやすいです。

    2段以上のケージを選ぶ

    猫は木の上で生活していた動物なので、高い場所が大好きです。猫が快適に過ごすのに広いスペースは必要ありませんが、上下運動ができるようにしてあげましょう。

    子猫もすぐにステップに飛び乗れるようになります。

     

    ケージは、2段以上のタイプがおすすめです。成猫になっても使いやすいのは3段のケージです。

    ハンモックを設置すれば、寝床として気に入ってくれるでしょう。フードや水の容器がトイレに近いと嫌がりますが、2段以上のケージであれば問題ありません。

    入り口が大きいケージを選ぶ

    子猫に留守番させる時には、ケージの最下段に使い慣れたトイレを入れましょう。トイレの出し入れが簡単にできるように、入り口の扉が大きめのケージがおすすめです。

     

    カバー付きのトイレが入れられるケージは限られています。大きなトイレを使う場合は、扉のサイズをしっかりと確認してから購入しましょう。

    また、ケージに合わせて小さなトイレを選ぶと、成猫になった時に使いにくくなりますので注意が必要です。

    柵の幅が狭いケージを選ぶ

    猫は、頭が入る大きさの隙間から全身を通すことができます。子猫の頭が入らない幅のケージを選ぶことが大切です。

    ほとんどの商品は柵の幅が狭く作られていますが、購入する際には確認しておきましょう。

     

    猫は自分のニオイをつけるためにスリスリと頭をすりつける動きをします。ケージの柵の幅が広いと、ズボッと頭がはまる可能性があるので注意しましょう。

    また、どうしてもケージから出たくて柵に頭を入れようとする場合は、布で覆って外が見えないようにするとよいです。

    掃除しやすいケージを選ぶ

    ケージには猫の抜け毛やホコリがたまります。飼い主さんのアレルギーの原因となりますので、掃除しやすいケージを選びましょう。

    大きめの開口部が複数あると、すべてのステップのゴミを取り除きやすいです。

     

    猫はきれい好きなので、粗相や嘔吐の汚れをしっかり取り除かないと嫌がります。ニオイに敏感で、不衛生な状態にストレスを感じます。

    キャスター付きのケージは移動できるので、床や壁の掃除がしやすいです。

    子猫の留守番におすすめのケージ5選

    ここでは、おすすめのケージを5つ紹介します。部屋の広さやインテリアの雰囲気に合わせて、お好みのケージを選びましょう。

     

    ケージにハンモックを設置すると、落ち着いて過ごすことができます。留守番中に子猫が気持ちよく寝ていてくれると安心ですね。

    ハピネコ トイレ付キャットケージ3段

    画像出典:楽天市場公式HP

    この商品トイレ一体型の3段のケージです。扉を閉めたまま、トイレ掃除ができます。

    成長に合わせて段を変えられるため、子猫からシニア猫まで長く使えます。

     

    パーツを分解して丸洗いできるので衛生的です。

    最上部はフルオープンの扉で、ケージの下にはキャスターが付いています。

     

    40センチの幅広ステップは耐荷重が20キロなので、2匹で乗っても大丈夫です。ミルキーホワイト・モスグリーン・グレージュの3色から選べます。

    アイリスオーヤマ ミニキャットケージ

    画像出典:楽天市場公式HP

    この商品は、コンパクトで省スペースなケージです。耐荷重約6キロのステップが2枚あり、上下運動ができます。

    わが家でも5年以上愛用中です。成猫でも使うことができます。

     

    3つの扉があり、中の子猫を抱き上げたりアイテムを移動しやすいです。キャスター付きなので、床や壁もきれいに掃除できます。トイレの砂や抜け毛などを取り除きやすく、衛生的です。

     

    組み立ては、ジョイントパーツでパネルをつなぎ、ステップを取り付けるだけなので簡単です。つまみ式のロックは、猫がイタズラしにくく安心感があります。

    アイリスオーヤマ キャットランドケージワイド

    画像出典:楽天市場公式HP

    この商品は、爪とぎ内蔵型で大きめのケージです。

    耐荷重約6キロの4枚のステップは、組み換えが自由です。緩やかな段差にできるので、子猫も安全に使うことができます。

     

    爪とぎポールは、ストレス解消に役立ちます。単体でも販売されているので、劣化しても交換可能です。

     

    ダークグレー・ダークブラウン・オフホワイトの3色から選べます。サイズピッタリのハンモック付きなので、別途購入する必要がありません。

    マルカンIINA キャットルーム


    画像出典:あにまるキャンパスオンラインストアHP

    この商品は、ブラウン・ピンク・水色の3色から選べます。

    一般的には白・黒・グレーなど落ち着いたカラーのケージが多いので、かわいらしいデザインが好みの飼い主さんにおすすめです。ラウンド型の扉も柔らかい印象です。

     

    成長に合わせて、1段から2段に組み替えることができます。2階建てにした時の高さは、101.5センチです。キャスター付なので、移動して床や壁を掃除することができます。

    リッチェル たためるキャットケージ

    画像出典:あにまるキャンパスオンラインストアHP

    この商品は、簡単に折りたためる携帯型のコンパクトなケージです。災害・病気隔離・来客・帰省・旅行など、いざという時にも使いやすいです。猫の体重は6キロまでが目安なので、子猫から成猫まで使えます。

     

    製品の重量は約4.2キロで、工具無しで組み立て可能です。前面と天井から出し入れができます。開口部のファスナーを連結することでロックがかかり、中からは開けることができません。

     

    メッシュ窓は通気性があり、光や目線を遮るため安心して過ごすことができるでしょう。ステップ付きなので、トイレと分かれたスペースを確保できます。

    【まとめ】子猫をケージで留守番させると安心!

    子猫を安全に留守番させるためには、ケージがとても役に立ちます。体が小さく、精神的にも未熟な子猫は、自力で危険を避けることが苦手です。

    飼い主さんの目が届かない時間帯は、ケージ内で過ごしてもらいましょう。

     

    ケージは留守番の時にだけ使うのではなく、日ごろから生活スペースとして縄張り化しておくと安心感が高まります。

    自分のニオイがついたハンモックでお昼寝していれば、数時間の留守番もあっという間に過ぎるでしょう。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

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