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愛犬の健康を維持するため、きれいで安全な水を与えたいと考えている飼い主さんは多いと思います。水飲み皿の水は一日中そのままにしておくと、唾液や口周りの汚れが入り込み、雑菌が繁殖してしまいます。
このような問題を解決できるのが自動給水器です。自動給水器はモーターなどで水を循環させ、フィルターで飲み水の汚れを除去します。ただ、自動給水器にはさまざまな種類があるため、どれを選んだら良いのかわからないかもしれません。
この記事では、日々ペットに関する情報を発信するAMILIE編集部が、愛犬に適した自動給水器の選び方とおすすめの製品を10個紹介します。
愛犬に適した給水器を選ぶポイントとは?
愛犬に給水器を選ぶときに、どのようなポイントに注目して選べば良いのか解説します。
清潔な水にできるか
清潔な水にできるかどうかは大事です。循環型の給水器にはフィルターが内蔵されており、カルキ臭やゴミを取り除く浄水機能が搭載されています。
一方、専用ボトルやペットボトルを設置して給水するスタンドタイプは、汲み置きの水に犬の口が触れないよう工夫されたもので、浄水機能はありません。
愛犬がいつでも安全な水が飲めるように、浄水機能付きの給水器を選ぶのがおすすめです。
安定感はあるか
給水器が軽量でアンバランスな形状だと、簡単に水がこぼれてしまいます。ある程度重さがあり、ちょっとした衝撃でもズレたり倒れたりしない製品を選びましょう。
ノズル型の給水器はケージなどに固定できるため、倒れる心配はありません。ただ、犬は本来下を向いて水を飲むため、飲み口の位置によってはむせてしまいます。
犬が水を飲みやすいのは、首が緩やかに下がる高さです。給水器の飲み口の高さをチェックすることも大切です。
静音性
繊細な犬や怖がりな犬の場合、給水器のポンプ音や水の流れる音を嫌がります。
給水器の音圧レベルやアタッチメントによる水流の調整、運転モードの選択など、静音性に配慮されているかチェックしましょう。
メンテナンスは楽か
自動給水器を清潔に利用するには、パーツを分解し、中性洗剤などで洗浄するなどのメンテナンスが必要です。メンテナンスが滞ると、循環型の給水器の水質が悪くなるなどの事態が起ります。
パーツの付け外しは簡単か、細かいパーツがたくさん使われていないかなどチェックしましょう。メンテナンス頻度は使用状況やメーカー、フィルターの種類によって変わってきます。メーカーのサイトなどで確認するようにしましょう。
愛犬におすすめの自動給水器10選
浄水機能のある自動給水器を10個紹介します。
1.日本理工医学研究所「アニマルウォーター®Ⅲ」
医療機器・美容器の開発・製造を行っている日本理工医学研究所の「アニマルウォーター®Ⅲ」は、獣医師との共同開発で生み出された動物用飲用水生成器です。
「アニマルウォーター®Ⅲ」で処理した水は、口の中や口臭の原因の菌を吸着して洗い流します。それによって、口の中が洗浄され、口臭や歯石の予防になります。
歯周病が原因の病気や歯石除去や全身麻酔による身体への負担、手術費用の経済的負担、歯磨きの手間などを軽減してくれます。
ペット関連の施設で多く導入されており、現在では全国450ヵ所の動物病院やペットショップなどに導入されています。
2.うちのこエレクトリック「プラスアクア」
プラスアクアは、高密度のマイクロ綿とヤシ殻活性炭、イオン交換樹脂の三層構造フィルターで、抜け毛やホコリ、水道水の残留塩素やカルキ臭を除去します。
飲み口の角度は、科学的根拠を元にあごが濡れにくい4.18度の設計になっており、愛犬の頸椎負担と消化問題を解消します。平均音圧レベルは約20dB。夜に安眠を確保するには40dB以下にする必要があると言われているので、流水音はほとんど気にならないレベルです。
内部タンクなど各パーツをすべて取り外せるため、お手入れも簡単です。安全設計にも優れており、水位を下回るとポンプが自動停止し、プロペラの空回りを防いでポンプの過熱を防止します。
3.ジェックス「ピュアクリスタル」
アクア業界のトップメーカージェックスが、自社の浄水技術を活用し製品化したのが「ピュアクリスタル」です。
ピュアクリスタルは、犬種や用途に合わせて10種類のモデルを展開しており、飲み口までの高さや形状など愛犬に合わせてベストな給水器を選択できます。
抗菌活性炭フィルターで菌の繁殖を抑制してカルキ臭を吸着、不織布層で食べカスや被毛、ホコリなどの汚れをキャッチします。
水面の動きが抑えられているため、水の流れを怖がってしまう犬でも安心して使用できます。停電時など電気の供給が止まっても、水が飲める設計になっているので安心です。
4.アイリスオーヤマ「ペット用自動給水器」
画像引用:https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=P251804
アイリスオーヤマのペット用自動給水器は、アタッチメントを取り外せるため、愛犬のサイズや好みに合わせて飲み口をカスタマイズできます。
貯水量は約1.2Lで、留守番時や多頭飼いの給水も安心です。パーツはたったの3つ(本体タンク、給水皿、アタッチメント)とシンプルな構造なので、毎日のお手入れも負担になりません。
5.オーエフティ―「セラミックファウンテン」
画像引用:https://oftww.com/product/561
「セラミックファウンテン」は、流線型のデザインが美しい陶器製の自動給水器です。陶器なので周囲に音が伝わりにくく、モーターの動作音も気になりません。
ポンプ一式は吸盤で本体底面に固定されており、電源コードなど配線が目立たない設計になっているため、和洋問わずどんな部屋にもマッチします。
給水ポンプから流れる水の水量は、レバーで増減を調整できます。本体内部には活性炭フィルターが設置されており、きれいな水を維持します。シンプルな構造で洗いやすく、給水ポンプも分解して洗浄できます。
6.ペットセーフ「ドリンクウェルアバロン セラミックペットファウンテン」
「ドリンクウェルアバロン」は、セラミック製で耐食性のある給水器です。プラスチックに比べて汚れが付きにくく、適度な重さによる安定感があります。
活性炭フィルターで不純物やカルキ臭、有機物質を吸着除去し、フォームフィルターで被毛やホコリを取り除いて水を循環させます。静音設計なので、ポンプ音は気になりません。
本体タワーの2カ所から水が流れ落ちる形状になっています。溜め水部分が円形のため、360度どこからでも給水できて便利です。
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7.HoneyGuardian「W25 ペットファウンテン」
画像引用:https://amzn.to/31GMlY5
「W25ペットファウンテン」は、3つの運転モードを選べる自動給水器です。連続モードは常時自動運転、断続モードは30分ごとに水を循環、赤外線モードは1.5m以内に愛犬の動きを検知したときだけ水を循環させます。
タンクは大容量の2.5L。ヤシ殻を素材にした活性炭フィルターでカルキ臭を除去。水が足りなくなると運転を停止し、LEDランプが点灯してお知らせしてくれるので、愛犬への水のやり忘れを防げます。
簡単に分解して洗えるのでお手入れしやすく、いつも清潔に保てます。
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8.parner「自動給水器」
画像引用:https://amzn.to/3qp2cVK
parnerの自動給水器は、不純物を取り除く4重濾過活性炭フィルターを採用、カルキ臭や雑菌を取り除き、食べ残しやホコリを分離して水を清潔に保ちます。トップがステンレス素材のため、プラスチックよりも衛生的です。
アタッチメントの有無で「浄水」と「滝モード&泡立ちモード」が選べます。超静音設計(噴水モード選択時)なので、水の音は気になりません。正方形のボックス型で、場所を選ばず設置できるのも魅力です。
9.ジーフォース「ペットニア フレスコ・プロ」
画像引用:https://bitcle.jp/products/fsw010/index.html
「ペットニア フレスコ・プロ」は、貯水タンク内に設置されているセンサーで、水質の指標となるTDS値を正確に測定します。本体のLEDライトで測定結果を知らせてくれるので、飲み水の状態をいつでもチェックでき、愛犬の健康を守ることができます。
フィルターは独自の3段階ろ過システムを採用。不純物やカルキ臭を除去し、水を常にフレッシュな状態に保ちます。
スマホ専用アプリを使うことで、外出先からのオン・オフや、水質状況、フィルター交換時期などもチェックでき便利です。
10.家中の水を浄水にできる「ANOA(アノア)」
自動給水器の水だけでなく、家中の水を浄水にすることもできます。「ANOA」は複数水栓対応型の浄水器であり、家庭内にあるすべての蛇口から浄化した水を供給できます。愛犬の飲み水だけでなく、家中の水を浄水できる点が「ANOA」のメリットです。
2Lを浄水にするコストはたったの0.124円。一般的なキッチン浄水器の7.6円に比べるとかなりお得です。JIS S 3201に基づき11項目+3項目検査済みのため、高い安全性が実証されています。
愛犬の飲み水はもちろん、足洗やシャンプーなど、直接体に触れる水にも浄水を使えるのでおすすめです。
まとめ
給水皿から自動給水器に変更することで、愛犬がいつでも新鮮な水が飲めるようになります。貯水量も増えるため、長時間の留守番や、多頭飼いにも問題なく対応できます。
愛犬の健康を維持するためにも、早い段階で飲み水の品質や器の衛生について見直しましょう。循環型の自動給水器を採用するとともに、家全体の水質を改善するため、浄水器の設置を検討するのもおすすめです。
愛犬の食事をサポートできるアイテムは、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
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