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愛犬が家の中を走り回る原因とは?対処法&おすすめアイテムを紹介

目次

    犬はいきなり家の中を走り回ることがあります。時間や場所を選ばず、突然ハイテンションになるため、驚いてしまう飼い主さんも多いと思います。

    マンションだと下の階の住人への迷惑が気になりますし、鳴いたり唸ったりしながら走ると近所への迷惑も気になります。何より愛犬の健康に問題ないか心配になると思います。

    この記事では、犬が家の中を走り回るいくつかの原因を説明するとともに、具体的な対処法を解説します。

    愛犬を落ち着かせるのに役立つアイテムも一緒に紹介しますので、生活習慣や愛犬のコンディションを見直すきっかけに活用してみましょう。

    愛犬が家の中を走り回る原因とは?

    愛犬が急に家の中を走り回り、興奮状態になってしまうのはなぜなのでしょうか。いくつかのパータンに分けてその原因を解説します。

    ストレス発散

    ストレス発散のために家の中を走り回ることがあります。犬は人と同じように、常に葛藤や衝動を抱えながら生活しています。

    子犬や若い犬は体力があり余っているため、家の中に走れるスペースがあれば、公園や散歩時と同じように走ってストレスを発散しようとします。

    また、長時間の留守番やコミュニケーション不足が続くと、構ってほしいという衝動を走り回ることで解消しようとします。

    解放感や喜びによる興奮

    排泄後の解放感や、大好きな飼い主さんが遊んでくれる嬉しさでスイッチが入り、走り回ってしまうことがあります。これは犬としては当然の感情なので問題はありません。

    このとき飼い主さんが大声で注意すると余計興奮してしまいますので注意が必要です。気持ちの高ぶりが原因なので、冷静なしつけで興奮をコントロールできるように対処していきましょう。

    警戒心や恐怖心

    荷物の配達による物音、インターホンの呼び出し音、近所の犬の散歩による警戒心や、薬の投与・シャンプー・病院の通院を察知したときの恐怖心から家の中を走り回ることがあります。

    これらは飼い主さんにとっても理由が明確なので、おやつやおもちゃで気持ちを逸らし、根気強くしつけていくことで対処できます。

    愛犬が家の中を走り回るとどんな悪影響がある?

    家の中を走り回る行動は、成長とともに減っていきます。ただ、しつけが不十分だったり、子犬や若い犬のうちは制御するのは難しいかもしれません。

    制御するのが難しいからこそ、犬が走り回ることでどんなリスクがあるのかを知っておきましょう。

    事故、ケガ

    犬は興奮した状態で走り回るため、事故になったりケガをしてしまう可能性があります。主な事例は以下の通りです。

    • 窓ガラスやドアに激突して脳しんとうを起こす
    • 背の低いテーブルやイスに頭や体をぶつける
    • 床で滑って足腰の関節を痛めてしまう
    • 犬を止めようとした飼い主さんと衝突する

    こういった事態にならないように、万一に備え家具の配置を見直しておきましょう。大型犬や力の強い犬種の場合は、飼い主さん自身もケガをしないよう注意する必要があります。

    興奮が続くと逆にストレスになる

    家の中を走り回るのは仕方がないと、疲れるまで放っておく飼い主さんもいます。ただ、興奮状態が長く続くことは、犬にとって大きなストレスです。

    そのストレスから、興奮冷めやらぬ状態で体に触られたときには飼い主の手に噛みついてしまうこともあります。

    体の特定の部分を気にしたり、しっぽを追いかける頻度が増えていったりする場合は、愛犬に何らかの異常があるかもしれません。このような場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

    愛犬が家を走り回るときの対処法とは?

    では、愛犬が家を走り回るときはどのように対処すればいいのでしょうか?

    走り回る原因が運動不足の場合は運動をさせることで落ち着くでしょう。運動不足は日常的な散歩に加え、室内でできる遊びも行って解消してあげましょう。

    それでも愛犬の走り回る行動が収まらない場合は以下の対処法を行いましょう。おすすめのアイテムも紹介します。

    首輪とリードを装着して落ち着くまで待つ

    愛犬が家の中を走り回りはじめたら、首輪とリードをつないで落ち着くまで待ちます。愛犬の名前を大声で叫んだり、叱ったりせず、飼い主さん自身も冷静になることが大切です。

    リードを引っ張らずに飼い主さんと目線を合わせられるようになったら、「お座り」「待て」などのコマンドを使い、気持ちを切り替えさせます。

    このとき、マナーコール(音のあるアイテム)を鳴らしてから合図(飼い主さんの声)までを1つのコマンドにすると、マナーコールだけで反応するようになります。

    気持ちがクールダウンしたら、おやつを与えたり、体をなでたりして褒めてあげましょう。

    ドギーマン「しつけの合図 マナーコール」

    犬にしか聞こえない超音波なので、大声を出すことなくしつけられます。鳴るとランプが点灯し、強弱の切り替えも可能です。

    慣れてくれば、マナーコールの音だけで「飼い主さんが指示しようとしている」とコマンドが入ります。

    付属品 9V電池付き
    価格 4,950円(税込・参考希望小売価格)※公式サイト

    ▶ドギーマン「しつけの合図 マナーコール」はこちら

    GOLEYGO「GOLEYGO2.0 Mサイズ(アダプターピン+リードセット)」

    ドイツ発のワンタッチで首輪とリードを接続できる商品です。馬用にも使われている機械的ロックシステムで、強く引っ張っても外れません。

    磁気リードなので片手でワンタッチで接続でき、今使っている首輪やハーネスにも金具を取り付けて使えます。磁気で簡単につなげるので噛みつきそうなくらい興奮しているときでも、首回りに近づけるだけで装着でき便利です。

    リードの長さ 140~200cm
    耐荷重 100~200kg
    価格 3,980円(税込) ※Amazon

    ▶GOLEYGO「GOLEYGO2.0 Mサイズ(アダプターピン+リードセット)」はこちら

    キャリーなどパーソナルスペースを設置する

    興奮して家の中を走り回っている最中に、マナーコールや飼い主さんの声に反応できる状況なら、パーソナルスペースへ誘導して気持ちを落ち着かせます。

    パーソナルスペースは、愛犬のサイズに合う持ち運びできるキャリーがおすすめです。「ハウス」のコマンドで、興奮した状態でも自らキャリー内に入れるようしつけます。

    「ハウス」を教えていなくても問題ありません。愛犬の近くにキャリーを置き、「ハウス」の声かけと同時にキャリーの中におやつを投げ入れます。数回繰り返せば、安全な場所と認識するでしょう。

    不安を感じたり興奮していても、ここなら安心できると認識させるため、お仕置きには使わないようにしましょう。慣れてきたらドアを閉めて、1日のうち何回かハウスで過ごす時間を設けます。

    これにより、事前に荷物の配達や来客がわかればハウスに入れておけますし、急に走り出しても「ハウス」のコマンドに従いやすくなります。

    リッチェル「キャンピングキャリー ダブルドア M」

    持ち運びできるダブルドアタイプのキャリーです。走り回るリビングや玄関付近に設置してしつけに使えます。

    車のシートベルトに固定することもできるので、普段からハウスとして慣れさせておけば災害時の移動も安心です。

    サイズ 外寸:W36.5×D57×H36.5cm/内寸:W33×D52.5×H32.5cm
    重量 24kg
    価格 6,930円(税込) ※公式サイト

    ▶リッチェル「キャンピングキャリー ダブルドア M」

    おすすめのキャリー、クレートについて知りたい方は、▶「クレートの役割、選び方とは?子犬も安心のクレート7選も紹介」を参考にしてください。

    ケガをしない環境を整える

    コマンドやしつけでも走り回るのをやめない場合は、家の中の環境を整える必要があります。

    滑りやすいフローリングは愛犬の足腰を痛めてしまいますし、段差や障害物が多ければ脳しんとうや骨折の恐れがあります。

    家の中を片づけるのと同時に、マットを敷いたり、フローリングにペット用ワックスを塗布したりするなど対策してみましょう。以下のアイテムがおすすめです。

    フロアコーティング「AJパーフェクトコートセット プレミアム」

    犬の安全に配慮されたペット用フローリングコーティング剤です。適度な滑り止め効果があり、舐めても安心。ガラスの塗膜で効果は半永久的に持続します。

    カーペットやタイルマットだと掃除が大変なので、美観や衛生面を重視したい方におすすめです。

    内容量 500g
    対応畳数 約18~20畳分
    付属品 施工用モップ、施工DVD、説明書
    価格 32,780円(税込) ※公式サイト

    ▶フロアコーティング「AJパーフェクトコートセット プレミアム」はこちら

    ほかにも愛犬が走り回ることに関するケガに関しては、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

    床の滑りによる腰痛のリスクについてはこちらをご覧ください。

    ▶「犬が腰痛になる原因とは?具体的な症状と治療法、予防策を解説」

    滑り止めや防音効果のあるマットについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

    ▶「ペット用マットの選び方、おすすめマットを紹介【防滑・防音・使い勝手をチェック】」

    ゲートやフェンスの設置も事故やケガ防止に活用したい方はこちら。

    ▶【愛犬の脱走防止対策】室内・室外用のゲート&フェンスおすすめ7選

    気持ちを他に向ける

    飼い主さんの声かけや「ハウス」にスムーズに入れるようになったら、スキンシップも兼ねて気持ちを他に向ける方法も試してみましょう。

    走り出しそうになる雰囲気を察知して、おやつやおもちゃで気を逸らせられたらベストです。おもちゃは丈夫なつくりで、多少振り回しても壊れないものを選びます。

    ペティオ「コンビネーションナチュラルロープ スティック M」

    飼い主さんと引っ張り合いができるロープ玩具です。飼い主さんが掴みやすいよう持ち手がついています。

    走り出したときに愛犬に咥えさせ、意識を飼い主さんの方に向けられます。麻とコットンを使用しているので、デンタルケアにもなります。

    重量 89g
    原材料 黄麻・コットン・ポリエステル
    価格 745円(税込) ※公式サイト

    ▶ペティオ「コンビネーションナチュラルロープ スティック M」はこちら

    まとめ

    愛犬が家の中を走り回るときは、興奮状態にあるので止めるのには苦戦します。ついつい大声で愛犬の名前を叫んでしまいそうになりますが、そんなときこそ冷静になって、しつけをするチャンスです。

    成長とともに走り回る行動は減ってくるものですが、事故やケガのリスクがあるなら早めの対処が必要です。アイテムなどを活用しながら、少しずつ使えるコマンドを増やしていきましょう。

    「おすわり」「ハウス」などの指示に従えるようになると、走り回り出してから落ち着くまでの時間は短くなっていくはずです。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

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